今回インターネットによる佐田靖治の新しい仕組み講座を開くことになりました。仕組みは平成十七年の現時点で、急速に展開し始め、神界コースだけでは扱えないものとなってきました。そのため一般向けの仕組み講座を開いて、その内容を公開することに致しました。

　読者を中心にしたインターネット会員制で、それ以外には何の拘束もありません。興味のある方は光泉堂の事務所の方へ連絡してください。

　内容に関しましては、週五日制（土日祝祭日は休み）になっており、次のようなものになっています。

　　月曜日　−　第三期の仕組みの前段階的なものを随想的に。

　　火曜日　−　仕組みシリーズ第三巻　「仕組みから見た日本人」の連載

　　水曜日　−　　同　上

　　木曜日　−　仕組みシリーズ第六巻　「生命進化への道」の連載

　　金曜日　−　小説「闇と光」の連載

　次週（９月20日から）でそれぞれの項目について、ざっとまえがきとしての説明をつけてから、本編に入っていくことになります。



　 地球人類に宇宙浄化宇宙変革を可能とするための仕組みがある、ということを理解している人間はそう多くはないと思われる。しかし、世界中にくまなく存在している宗教は、異次元を貫いているそうした宇宙の仕組みのエネルギーに乗っかる形で生まれ出て、活動している性質のものなのである。一般の人間は、そのことに気がつかないまま、昔ながらの信仰とか修行とか求道をし続けていると言っても過言ではない。

　しかし、いかに表面世界にその情報が隠されているとは言え、その仕組みの真実が消えることはない。その真実を探し当て、その仕組みに取り組んできた者には、一般の人類（宗教人を含む）にそのことを知らせる責務があると思う。知らない方が余計な煩わしさに巻き込まれないだけ楽に生きられるし、その方がより充実した人生を生きることができるかもしれない。

　それでいいのかもしれない。しかし、現段階では自覚するしないは別として、地球全人類は仕組みにもろにからめられている。そのため興味のある者には、その情報をできるだけ広く深く公開する必要がある。それが仕組みに取り組んでいる者の義務であり、責任でもあるからである。

　仕組みそのものの内容に関しては拙著でくわしく解説しているので、そちらで確認してもらいたいが、仕組みの取り組み方にはいろいろな方法がある。いろいろな宗教があるように、仕組みに取り組む形やコースもいろいろあるのである。佐田靖治の場合は、神々の宗教（日本では神道）領域の神界コースで、神の仕組みを探り当てた。しかし、仕組みは神道だけのものではない。仏教にも霊界宗教（天理教や大本教など、あるいはキリスト教やイスラム教）の中にも、賢者界（神仙道、神智学、ブラザーフッドなど）の中にもあるのである。

　今まではそうしたことがあまり説かれてはこなかったけれども、そのことはこれからは確認しておく必要がある。というのは、物質現場で生きているかぎりにおいては、さほど意味はないのかもしれないが、死んで向こうの世界に行った場合には、もはやそうした現実を無視しては生きられなくなっているからである。仕組みは人間と異次元の神霊がつながった形で進行しているものなので、なおさら確認しておく必要があるのである。