月〜金曜日  異世界と先祖
平成23年8月3日(水)〜

 それはやはり仕組みがらみの課題があるからで、潰れた仕組みがまだ残されているところに問題があるのではないかと思われる。出雲にも強烈な縄文系が残っていて、私などはそちらから古里追放をされてしまうほどであるが、ご縁の深い大分県の西寒多神社周辺の縄文系のご先祖方も、プライドの高い方々で、時節を待つようにじっと辛抱しておられる。ところが先日大分県へ出掛けて接触したときには、佐賀の方がいなくなっていることを惜しんでおられた。ここらあたりのこともあのお方になんとかしてもらわなくては、との思いがあるとのことであった。
 佐賀の殿様は縄文系のなかではそれほどの方であったのか、と改めて思い巡らせて考えてみているのであるが、それにしても仕組み的には残念ながら先導役を潰してしまっておられるわけで、そのことに触れるとどちらの方もお怒りになる。縄文の先導役もスセリヒメ人間であったわけで、村の祭祀を司る立場があったのではあるまいか。その先導役をセット役のオオクニヌシが潰してしまっている、そのことにはどなたも気がついてはおられないようであった。先日そのことに触れる文章を書いたところ、みごとに消されてしまって、それから十日ほどがたってやっと書き改めているところである。
 仕組みがここまで進んでくると、お人形方もただの居座りを決め込むことが出来ず、呪縛がほどけてしまうのであろう。ほどけてみると少しずつ自由になっておられたスセリヒメ先導役(今では本物の大神)の立場が改めて浮き彫りになってくるわけで、そこらあたりの再調整が必要になってくるのではあるまいか。しつこく残っておられるのは仕組みを潰すためであって、村人を守るためではない。そのことが自覚できないまま、操られて村主の夫のオオクニヌシ人間が仕組みのスセリヒメ先導役を押さえ込み、埋めてしまう働きをさせられていたということが、ここまでくるとはっきりしてくる。
 何もこういうことを解明する必要はなかったのだけれども、人形にまでされて残されているということは、それなりに理由があってのことなのだろう。だから時節が来ない段階でのエピソードは書けないのであろう。しかし、それはあちらの都合であって、こちらにはこちらの立場や生活があり、それなりの自由ももらわないと、仕組みどころではなくなってしまう。
 こういうことになってしまうと、佐賀の神さまも降りられなくなってしまわれる。そうなるとセット女の先導役さんもお困りになられ、仕組みをやり直して一緒に上がればよろしいのでは、とおとりなしになられる。やはりこちらの方が上ではあるまいか? 大和以前の仕組みが開き始めた感じである。

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