月〜金曜日   公武合体 第二幕 (異次元革命) 続
P4 平成24年12月20日(木)〜

 やはり明治以降の天皇家は、仕組みを潰すために乗っ取られてしまっていて、正当な仕組みの監視役として立ってはいないのだった。坂本にしろ中岡にしろ佐郷屋にしても、彼らは西郷と同じ元宇宙系であったにもかかわらず、ユダヤやバビロニア系にうまくあしらわれ、乗っ取られてしまっていたのであった。
 そうした動きの背景には、宇宙の行政府の現場の顔としての天皇家、そちらに対する旧体制側の操作が当然あるわけで、表の人間レベルではどうにもならない力が働いていた、と見るしかない。大本教から始まるオオクニヌシの仕組みを監視するための、旧体制側の宇宙行政府である天皇家、本来は元宇宙系(わかりやすく言えば十支族系)が立たなければならない形を、ユダヤとバビロニアの策略ですり替えて、監視体制を強化したのが明治新政府であったわけである。しかし、たとえまともな元宇宙系が立っていたとしても、そのことに変わりはなかったのではないかと思われる。なぜなら大正天皇で系統は正されても、仕組み潰しの監視体制が変わることはなかったからである。そして、それは現在でも変わりがない。
 そのことはともかく、仕組みのための正常化運動に乃木大将ご夫妻が参加されたことは、佐田にとっては思いがけないことで、明治天皇と昭憲皇太后復権のために働かれた肥田春充導師の、多大なご努力に敬意を表さないわけにはいかない。もちろん仕組みが展開していく過程では、まだまだ紆余曲折、潰れや裏切りは当たり前のことで、とても安心して見ていられる状態ではないけれども、何はともあれ正常化に参加する意思が現れてくるだけでも、大変に喜ばしいことではあるのである。もっとも敵対する側からは、裏切り者呼ばわりする声が聞こえてくるけれども。
 次の巡回行は十一月二十四日の第二十六回目、この日は宇宙全体の仕組みの展開が早いことや、仕組みを押し潰してくる廃墟妖怪体制の厳しさや、太陽系にまで押し寄せて来る色地獄がらみのヘドロの影響が強く出ていて、かなりの乱れが巻き起こっていた。徳川家康はウロウロし、篤姫は狂乱状態であった。
 公武合体の陰の主役であった篤姫と和宮お二方からは、彼女たちの悲劇を暴いて、身に受けた恥辱の恨みを晴らしてほしい、と最初からしつこく頼まれていたのであるが、仕組み現場の立場にしてみれば、それだけではいい結果が得られるとは思えないので、正常化に向けての努力をしていただくことで、解決をはかりたい思いが強かった。
 そのこともあって暴露記事はほとんど書かないできたけれども、その日はそれが不満の篤姫が、色地獄宇宙のヘドロ妖怪に取り付かれて、狂い回っておられたのであった。和宮の方は、もう観念してしまわれたのか、正常化の努力をすることでじっと耐えておられる感じであった。それを見て篤姫は、「負けた、負けた」と泣き喚き、どうすればいいのかとこちらに助言を求めてこられる。「夫の元明治の方にお聞きすれば」とお返しすると、お手上げだとおっしゃる。
 それならばということで、いろいろ調整をさせていただいたのであるが、結局は上野から増上寺、さらには明治神宮に至るまでは、いい方法が見つからなかった。明治神宮の本拠地に戻っても、旧体制の代用系からの攻撃がやまないので、「逃げないで妖怪と戦われたらいかがですか」、と申し上げたのであるが、それもままならぬということだったので、「それなら自分の中の妖怪と戦ってみてください」、「やってみます」という展開になった。そしてやっと、「やれそうです」と安堵の声。
 ところが大宮の氷川神社では、またまたおかしな現象が現れた。参拝する佐田の中に出雲タケルが湧いてきたのである。氷川神社の祭神組が、激しい旧体制の総攻撃に耐えられず、ウロウロと逃げまくるので、やっぱり百姓は駄目だなとうんざりしていたとき、佐田の中に前出雲の神が姿を現したのであった。出雲タケルだということで、本殿に入ってもらったのであるが、最初は皆がワッと戻ってきて落ち着きそうに思えたのであるが、すぐに総崩れになって追い散らされてしまった。
 情けないと佐田の方は、自分の課題をさっさとこなして帰ろうとしたところ、出雲タケルがこちらの首に縄をかけてすがりついてきた。かまわず神社から帰ったのであるが、ガランガランと音を立てて引きずられてくる始末。ここから前出雲の仕組みの再開劇の幕が開きそうであるが、まだまだそこへ至るまでには、いろいろなドラマが展開することになりそうである。

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