月〜金曜日   公武合体終了まで
P1 平成25年6月17日(月)〜

        公武合体終了まで

 この巡回行は六月五日の水曜日で完了している。大成功の流れで進行したこの行の、終了までの残り十日間の報告をしておくことにしよう。
 アーサー王組やツキジデス組の飛び入りで混乱しながらも、日本の明治以降の天皇家の仕組み調整は続けられていった。徳川家康公が体系宇宙の主へと変化していく流れと、老大神と老大主による第三次の神の仕組み潰しといった、驚天動地のうごめきを伴いながらの展開であった。
 四十一回目は四月七日に行われたが、その時の上野の森は、かかわりのあるグループの総出演となっていた。公武合体組は宇宙から明治天皇と昭憲皇太后組、元明治と篤姫組、さらには大和の復権組も参加していた。それぞれ五百名ずつの大集合であった。そればかりではなく、マーリン組やツキジデス組、さらには家康と老大神や老大主組までが総出で会合するといった豪華なものであった。仕組みが世界へと引き継がれた儀式の後、最後の締めくくりへ向けてのご挨拶といった感じであった。
 西郷隆盛像の周辺での公武合体調整の争いは、天皇家の上層部では完成した形になっていたが、周辺部はまだ半分が争っており、下の方では七割が戦争状態であった。会津組の男女の復権が始まっているとの情報があったが、西郷さんは人間として出ることを拒絶して、まだ逃げ回っているといった状態であった。行政府の天皇家の上が整っただけのことで、まだまだ中や下では因縁の争いが続いていた。残り十日間でそれを何とかしなくてはならないのが、最終段階での始まりだった。
 その日の増上寺は唱詠会で本堂には入れず、一回りして調整したのであるが、仏教改革に賛同している動きがあることを知らされた。開山(酉誉上人)さんが乗り気になっておられるとのことであったし、法然和尚は完全に一体化しておられた。弘法弥勒仏に関しては、子供のしょんべんでもののけの皮が剥がれることがわかったため、進んでしょんべんを受けるようになっていた。それを見て、他の如来や仏方もためしにやってみると、同様に正常化していくのでみんなびっくりするということがあった。弘法効果がやっと現れたといった具合であった。
 その日の明治神宮でも公武合体第二幕が新段階に入っていた。上野から芝の東照宮へ、そして明治神宮へと参加組は全員が移行していったが、明治神宮では昭和天皇ご夫妻が仕組み的に正常化されて、日本側は終了となったが、外国側は今後の問題として残されたままだった。昭和天皇ご夫妻は長い間責任を問われて苦しんでおられたが、遂に乗り越えて仕組みラインに立たれた。喜ばしいことであった。
 この流れは大宮の氷川神社まで続いていって、そこでは全員が見守る中で、徳川家康公にくわえて老大神、老大主組と、潰された仕組みの先導役組の全面対決のにらみ合いがなされていた。第三期の神の仕組みの潰れ先導役の復権復活は、大宮の氷川神社から出現される形になることの確認がなされたのも、この時であった。背後の佐田の本拠地に潰れ組は集まって調整することになっているけれども、復権復活する時には正式な神社からなされるという公式行事の通告が、全宇宙に向かってなされたのだった。
 この事があって宇宙の仕組みはさらに大きく展開することになっていったが、正統派にとっては浄化の作業がさらに厳しくなっていったのだった。それに負けずと巡回行は続けられていった。四月十日の四十二回目は、前回同様の流れであったが、西郷さんだけが何か変だった。前回から最後までの十回は、人間として降りてきて役目を勤めなければならないにもかかわらず、人間化することを拒絶して逃げ回っておられたのであった。女性問題があるように思われた。
 西郷さんには常にアガサ・クリスティさんが対応していて、上空から見守っているということがあった。こちらも毎回確認し続けていたのであるが、ここにきてアガサさんにも新しい展開の兆しが出ていた。元旦那が彼女を利用してサーの称号を獲得したことを彼女は恨んでいたが、その旦那にはエジンバラ公の流れがあるらしい。サーは男性にしか与えられず、女性にはその不満があって、サッチャー元首相ですらが、旦那にサーの称号が行ったことには不満たらたらであった。

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