月〜金曜日   公武合体 第二幕 (異次元革命) 続続
P1 平成25年3月25日(月)〜

      公武合体 第二幕 (異次元革命) 続続

 公武合体第二幕の、前回分の巡回行は十一月二十八日のことであったが、それが第二十八回となっている。しかしそれは第二十七回であって、今回からの十二月二日の分が第二十八回となる。誤りを訂正しておいてから、三ヶ月半ぶりの記述に入ることにしよう。

 前回の終わり頃は、徳川家康公に対する批判が強くなっていって申し訳なく思っているが、しつこく呼びつけておいて裏切るようなことをされたので、課題をこなしていただくためにこちらの思いを伝えたのであった。女性の扱いについてであった。ところがそれに対しては反発されてしまって、家康公は崩れ度が高まっていったのだった。十二月二日には五分割であったものが、九日に巡ったときには八分割となってしまって、なぜこの程度のことができないのだろうかと不思議でならなかった。
 そうした状態でその月の巡回行に区切りがついて、寝サイクルに入っていったのだが、そこらあたりから年末年始にかけて仕組みに大変動が巻き起こり、次に動き出すまでに一月半ほどかかってしまった。仕組みが次の大きな段階に抜け上がっていって、それに対処するのに今までにない膨大な廃墟ヘドロを、処理しなくてはならなくなった。それを第六台から第七台に上がったと表現することにしたが、それは通常の位相拡大とはまったく違う性質のものだったからである。
 その重さは身動きできなくなるほどのもので、年末の仕事納めに事務所にも行けず、初詣に出掛けることすらできなくなり、今年で駄目になるのではないかと心配しなくてはならないほどのものだった。しかし、崩れ落ちるように次から次へと被さってくる宇宙まじりの廃墟のヘドロ、それに負けずに処理し続けていけば、いずれそれに慣れて抜け出すことができるという思いは消えなかったので、毎日毎日一日中膨大なヘドロを浄化し続けていったのだった。抜け出せないまま埋まってしまっている仕組み宇宙がたくさんあり、それらを起こしながらの作業であったけれども、私は負けなかった。そして、できなくなるのではないかと危惧されていた巡回行に、復帰することができるようになったのだった。平成二十五年一月二十四日の木曜日のことであった。
 その日は第七台に上がってからの特別調整が続けられていて、始発の電車の中でも、上野の森に着いてからも、その影響が激しかった。異次元では厚いもやが垂れ込めていて、東照宮の課題の確認ができないほどだった。しかし、前日に徳川家康公の秘め事が現れていたので、その確認をすることでなんとか課題はこなすことができた。その秘め事とは驚くべき真相だった。
 家康公は体系宇宙の代表であり、潰れた状態で日本まで落ちているとそれまでは考えていたのであるが、実は反対で、彼が本来の体系宇宙の主を潰して埋めていた。そして、その埋められた主というのは、第一期の仕組みの段階で佐田のもとに来ていた、十手という女の子神の父親だったのである。十手は今は佐田の異次元の本拠地である幽界の新しい迎賓館にいて、そこの責任者として勤めてくれている。もちろん今は立派な大人の女神になっている。
 十手は以前から、下の宇宙に落ちている父親のオオクニヌシ大神を待っている、と言っていた。その神がまさか体系宇宙の主であるとは思いもよらないことであったが、誰もそのことを教えてくれなかったので、その時までまったく知らなかったのであった。こうしたことはわからなくされるか、知っていても言わせてもらえないといった旧体制の仕掛けがあるので、そうした秘め事を解明することが、仕組みの課題ともなっているのである。
 徳川家康公は、第三次の神の仕組みの舞台となっている体系宇宙の主を封じ込め、自らは人間の仕組みのある地球の日本にまで下りてきて、日本の仕組みをも封じ込める働きをしていたのであった。もっとも彼はそのことを知らなかった。なぜなら彼は人間本体とは別のお人形に作り変えられていたからである。

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