月曜日   仕組み革命  
  P18 平成22年1月18日(月)  

   今年は「暗夜行路の年」であるとのお言葉が、時の大神から出されている。いかにも暗い道筋で、一般にはほとんど救いのないような年となっている。しかしこれは仕組みから見ると、光と闇が表と裏であるように、光の満ちあふれた道筋が通る年ということにもなる反面がある。
 我々の宇宙は、使い古されて廃墟と化した果てしない旧体制領域と、そこから脱皮しようとする新体制宇宙が、共存している世界である。旧体制宇宙とは欲望を追求し続けて機械化し、脱落した世界、新体制宇宙とはそこから新しい芽が出て、善的に生まれ変わろうとする世界である。
 光と闇の緊張関係として表現されることが多いその対立は、エネルギー的にはプラスとマイナス、生命的には死者と生者との因果関係と言うこともできる。宇宙のゴミ捨て場以下の死んだくれの機械妖怪と、本来の自然のエネルギーに戻ろうとする生きた表現体、その確執が延々と続けられているのが我々の世界なのである。
 廃墟からよみがえり、陰から表現世界に取り付いて支配しようとする、旧体制の機械妖怪。彼らが完成させた宇宙は、魔的ではあっても高度な機械文明であって、その組織が今でも時空の背後から我々の世界を支配している。機械が作り上げた宇宙世界は、機械が作り出した生命体で満たされており、我々もその一員でしかない。
 暗夜行路という表現は、旧体制的な領域でのうごめきであって、新体制の仕組みを埋め尽くそうとするものである。つまり闇が表に出てきて光の世界を覆い尽くそうする働きとも言えるのである。仕組み側からはそのようにとらえることができるが、そうしたエネルギーが巻き起こす波紋は、世界にさまざまな波紋を広げていくことになるだろうと思われる。
 我々仕組みメンバーは、そうした世界の中で、あくまでも新しい世界を求めて進まなくてはならないが、新体制的には覆って来る闇の陰で、大きく成長し、脱皮しようとしている光があることは、確認することができている。それが表に出るまでには時間がかかり、変化するとしても、新しいエネルギーが生きていることは間違いない。
 
 
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