月曜日   仕組み革命  
  P19 平成22年1月25日(月)  

   最近は芸術作品や映像とかアニメに至るまで、物質現場を離れた別次元の世界を扱うものが増えている。そうした状況の中では、昔からの宗教的な異次元領域を扱う我々のような者の方が、かえって肩身の狭い思いをしているようにも感じられる。
 筆者などは日常化している異次元との交流を、書いたり語ったりすることに、かなり気を使っている。現実にはないことなので、気違い扱いされることを恐れるからである。ところが最近はそうした内容のものを発表しないと、相手にしてもらえないような風潮があるようにもうかがわれる。我々が若い頃には考えられなかったことである。それだけ年老いたということなのだろうが、ほんとうにそれだけなのだろうか?
 時代としては物質機械文明が高度に発達してきて、近未来には機械人形と人間の立場が逆転しそうな段階にまで、立ち至っている。それだけ別次元の世界が氾濫しているのである。これは宇宙文明の世界であることも多いが、昔の異次元を現代的にとらえ直しているものもある。
 宇宙文明の実態や仕組みから見た宇宙創造の真相などは、科学文明が高度に発達しなければ解明できない、そのように筆者は言い続けてきた。その意味ではかなりそのレベルに近づいてきているのかもしれない。そう考えれば、まだまだ中途半端ではあるけれども、驚いたり無視したりする必要はないのかもしれない。
 そういう状況だとするならば、こちらも遠慮することなく、もっと大胆に経験や異次元情報を公開した方が、遠慮して隠すよりはいいということになる。仕組みが大発展しているなかで、SFやファンタジーをも越えるようなさまざまなものが、先祖がらみなどで起こってきている。空想や創作あるいは妄想のような人工的なものであれば、少々の乱暴な表現も許される。しかし、事実が狂人のものとして受け止められてしまったら、真実は死んでしまうことにならざるをえない。
 仕組みがそうしたものであったとしたら、生命や人生を掛けてまでやる意味などない。そこに芸ごとと事実の違いがあるのである。しかしここまで来ると、もう遠慮などする必要はないのではないか、という気もしてき始めている。特に今年に入ってからは、展開が速くなっているし、仕組み的にも新しい幽界が近づいてきているので、自分の世界の一部として、もう少し自由に公開してもいいのではないか、と思い始めている。というよりも発表しなくてはならない、あるいはその義務があるとも思えてきているのである。
 
 
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