月曜日   仕組み革命  
  P33 平成22年5月17日(月)  

   四月二十八日付けの読売新聞に、宇宙科学者のホーキング氏が「宇宙人とは付き合うな」と言っている、という記事が載っていた。地球の科学者もとうとうここまで来たのか、と感慨無量のものがあった。その内に異次元の存在も認めざるをえなくなるのではないかと思われるが、そのときにその世界に神仏がいるのかどうかに、関心が向かわざるをえない。  科学者はとかく世界を人間中心にしか考えない。それは物質人間であれば当然のことかもしれないが、異次元ということになれば物質世界とは違うわけで、そこに物質生命とは違う生命体が存在していることも、予測しておかなければならない。その世界を物質生命中心にしか考えないのは、やはり不自然である。  キリスト教が西洋科学の母体になっている面があり、一神教が神仏を否定してしまった過去もあり、そこらあたりが現代科学の限界を設定してしまっていることにもなる。しかし宇宙人ということになれば、異次元ということに即つながってしまうはずで、そこに現代科学では扱えきれない神仏が存在していることは、否定しにくいことだろう。  現代科学が発展して異次元にまで突入することは、もう時間の問題でしかないと思われるが、そのとき異次元の存在を否定するとか、拒絶しているだけでは問題は解決しない。宇宙人が地球の科学より進んでいて、地球世界が侵されてしまうことをホーキング氏は警告していたのであるが、それだけでは将来が危ぶまれる。  もっと先を見て取り組まなければ逆にやられてしまう。地球科学は宇宙的には温存され、進化が待たれている。むしろ進化が大幅に遅れているのが現状である。なぜ遅れているのかと言えば、進んだ宇宙科学を恐れて抵抗しているからではない。進んではいても間違った科学文明に抵抗している勢力があるからである。  そうした勢力は人間中心の科学だけではとらえられない、異次元の神仏がらみの領域にあるのである。このグループは昔から宇宙人と付き合っていた。彼らは我々を利用したかもしれないが、滅ぼすことはしなかった。彼らの役目は原始的な地球人を教育し進化させることであった。その役目が功を奏して宇宙科学が育ち始めたところで、宇宙人を拒絶してしまっては話が逆である。  もちろん旧体制側の宇宙人は危険である。しかし我々は彼らを乗り越えなくてはならない。そのために我々は神仏共々新体制、つまり宇宙革命を目指しているのである。地球科学が正しく発展しなければ、宇宙革命など達成できるはずがない。科学者達に対する期待が大きい分、その期待に応える働きをしてほしいと願わずにはいられない。
 
 
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