火曜日   異次元回廊
P3 平成23年1月18日(火)

 佐田の拠点がある幽界は、物質世界に隣り合っている次元であるとされてきた。その意味合いもあって、去年あたりは佐田を引き入れるための特別の仕組み設定がなされたのであった。仕組みのために外国に出掛けることができない佐田に対して、幽界に導き入れることで世界の調整をするしかなくなったからであったろう。
 しかし、佐田を異次元の幽界に引き入れる工作は、今までのところ成功していない。その代わり幽界の地に佐田の膨大な拠点が確保されることとなり、そこを中心に世界の仕組みのやり直しを、先祖方にしていただくことになっていった。去年はそれがスセリヒメ神行として進行し、縮図日本から世界の山の光の柱の調整へと発展していった。あと一月ほどでその神行は完了し、その後は父神の仕組みが動き出すことになるところまで進んできている。
 そのように佐田が直接世界の仕組みを担当するのではなく、先祖方の埋もれた仕組みを掘り起こし、復権復活させることが課題となって、ここまで進行し続けてきた。太陽系の人類の仕組みは、木星や水星も合わせるとたくさん積み重なるように埋もれていて、太陽系を物質世界につなぎ止めている原因を形成している。
 神界コースの仕組みの第一段階で太陽系は宇宙と共に崩壊して、新しい世界へと生まれ変わっていかなくてはならなかった。それを埋もれた仕組みで押さえ込もうとするように、過去の先祖方が物質太陽系につなぎ止められてしまって、仕組みは延々と、太陽系が燃え尽きるまで続くことになってしまったのであった。
 太陽系が温存されるということは、現状を維持しようとする保守派にとっては好ましいことかもしれないが、新生宇宙へと脱皮しようとしている者にとっては、耐え難い拷問でしかない。それでも宇宙の長い歴史の中でしか生きられない我々としては、旧体制の古くさい設定の中で、何とか仕組みをこなしていくしか方法がない。
 そうした状況におかれて仕組みは新しい年を迎え、次の展開の予兆を表し始めている。その新しい感じから異次元を再確認してみると、佐田の拠点がある幽界に直接入ることは、今のままでは難しいのではないかと思われ始めている。木星や水星の人類の仕組みが惑星幽界にあったので、地球幽界にも同じような環境があるのではないか、と考えられていたのかもしれない。
 しかし、物質人類世界が成立している地球には、幽界とは別のもう一つの領域が存在していることが確認されている。そのことは古来語られてきたことであるが、仕組みを妨害する旧体制側がそれを隠しまくっているため、そちらに向かう焦点が乱れてしまうのである。
 物質世界と幽界の間にはもう一つ別の次元があって、それをエーテル界と賢者界が呼んでいることは周知の事実である。佐田も去年は幽界に入る前段階として、そちらを経由する必要があるのではないかと思い始め、そちらの拠点調整をし始めてもいたのであった。しかし、そちらは物質世界に非常に近い領域であるため、細心の注意が必要なので、あまり乱暴なことはしないようにしている。
 そういう経緯も含めて、エーテル界が本来佐田が向かわなければならない世界ではないか、と思われ始めている。エーテル層は地球のものなので、世界調整をするためには幽界ではなく、エーテル界ではなくてはならないはずである。幽界に導かれたのは惑星の仕組みをこなすためであって、地球を飛び越えてしまうことになってしまう。そういうやり方に、旧体制側の仕組み潰しのための巧妙な仕掛けがあるのではないかと思われる。
 エーテル界は中国では仙界と呼ばれており、佐田が幽界に入る準備をし始めたとき、真っ先に名乗り出てくださったのが老子であり、お弟子の列子でもあられたことは、そこらあたりの事情があったからだろう。ところが幽界扱いにされてしまったので、どうしてもそこらあたりの調整ができないまま、去年は終わってしまった。父神と母神の仕組み問題もからんでいたため、撹乱されてしまうことも原因の一つであった。
 アーサー王伝説もそのエーテル次元のドラマらしいことを、今年になってやっと認め始めてきたので、これからは少しずつ展開が変わっていくことになると思われる。日本では大本教が、その世界を精霊界と呼んでいることは去年紹介しておいたが、精霊界という表現には、別要素がたくさん混ざっているので、今のところは保留にしてある。いい呼び方が見つかればそちらを当てたいが、いまのところは物質異次元としか言いようがない。

back next
e-mail:ksnd@mail.ksnd.co.jp
Copyright © 2011 Kousendou,Inc. All right reserved.