火曜日   異次元回廊
P9 平成23年3月1日(火)

 仕組みは魔神体制の調整段階に入っている。魔神界のエネルギーが地球世界にまで巡ってきているので、自然にも人間世界にもかなり厳しい現象が現れている。仕組み的には廃墟の整理をし続けているわけであるが、宇宙には体制の違う宇宙があるので、その調整が難しいのである。
 一月ごとに巡る男の廃液と女の廃液があるけれども、プラスとマイナスのエネルギーの違いは大きくて、その度に調子が狂ってくる。それに子供のヘドロが混ざってくると、さらにおかしな状態にされてしまう。
 宇宙は、旧体制的には堕落した魔的な機械ゴミ妖怪が支配するおぞましい世界で、それが廃液化したものになると、非常に恐ろしいものになってくる。もっとも我々の現在の宇宙は、そうしたマイナス世界をプラスに転換し続けている宇宙なので、旧体制の廃液と言っても、それがどんな性質のものか、一般には理解しづらいと思われる。
 男の廃液は、善的な仕組みメンバーを殺しまくるものだし、女の廃液は病気にして潰しまくる働きをする。活動的な男のエネルギーは、睡眠時間が一日に二三時間あればいいほどで、ほとんど寝かせてくれないほど外交的になる。それとは逆に静的な女のエネルギーは、病的に眠り込んで家から出られなくなってしまう。一月ごとにそれが繰り返されると、普通の人間の生活は壊滅状態となって、社会生活は出来なくなる。
 子供の場合は、元々の作りがゴミ捨て場の生殖器から、機械的に作られたような混ぜ物なので、そのエネルギーは無能を極め、女よりもさらに何も出来ない状態になる。旧体制側が仕組みの先頭組に流し込んでくる廃液は、潰しを目的としているので、その破滅的な働きは想像を絶するものとなってくる。
 旧体制の使い古しの廃墟の大掃除をする場合、機械化された廃液から機械妖怪がよみがえってくるので、難行苦行の作業を強いられることになる。機械妖怪と言っても、そこにはレベルの高い科学者や高度な管理システムなど、おびただしい機械生命体でいっぱいなので、それが活性化するととてつもないパワーを発揮することになってしまうのである。
 だいたい我々の世界も見えない旧体制が管理しているので、廃墟や廃液と言っても、彼らの管轄下におかれていて、こちらが正常化させてもこちらの自由にはならないのである。ただ旧体制は魔的な悪が中心なので、それを善的な世界に変えていく働きが必要で、それを新体制と呼んでいるにすぎない。
 エネルギー原則的な復元作用が働くだけなのだが、それだけのことですら、とてつもなく大変なのである。宇宙の作りに歪みがあるし、欲望が追求される世界なので、一宇宙が終了すると、エネルギーは堕落した廃液と化してしまうからである。無限と永遠がからんでいるので、正常化させることは容易なことではない。

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