火曜日   異次元回廊
P15 平成23年4月12日(火)

 今年の東京の桜は変に白い。神社庁神社行で関西へ行ったときも、大阪の桜は白かった。大都会を離れるとピンク色がついてくるが、大都会の桜はなぜか変に白いのである。桜はコノハナサクヤヒメ大神の花、今年は東北関東の大災害のためか、色を失っている感じである。桜は日本の象徴でもあるので、そこらへんにも何か関係があるのかもしれない。
 日本の象徴と言えば天皇家も日本の象徴であるが、何故コノハナサクヤヒメなのであろうか? 何の気なしに日本人は受け入れているけれども、そこには非常に重大な意味が含まれているのである。もちろん仕組み的に見ての話でしかないわけであるが。
 コノハナサクヤヒメ大神は十神界で言えばヒツジヒメ神界の所属で、セットを組む夫筋の神界はクニトコタチ神界ということになっている。つまり天皇家の家系の筋なのである。コノハナサクヤヒメ大神は大和の神、クニトコタチ大神は明治以降の現天皇家を代表している筋である。それではコノハナサクヤヒメの桜は何故日本の象徴なのであろうか?

 大和の天皇の筋はニニギノミコト。しかしニニギノミコトは必ずしもクニトコタチの筋ではない。ニニギノミコトの妻筋にあたるのがコノハナサクヤヒメとされている。そのコノハナサクヤヒメが日本の象徴となっている。何故であろうか?
 宇宙ではヒツジヒメ大神の方が夫筋のクニトコタチ大神より格上であるが、男尊女卑の旧体制宇宙ではそれを受け入れようとはせず、ヒツジヒメ大神を魔神界のトップに据えている。だから正神界では名前を変えるのである。コノハナサクヤヒメとか、アメノウズメというように。そして日本神話の古事記では、宇宙の始まりをアメノミナカヌシ大神とする。独り神である。日本書紀では世界の始まりはクニトコタチ大神となっている。こちらも独り神である。
 仕組み的に見ると、アメノミナカヌシはクニトコタチ筋であり、宇宙的には大空星の神であって、必ずしも宇宙の主ではない。宇宙の中心にあるのは開ける星で、そちらを代表するのはオオクニヌシ系の大神なのである。その主は仕組み的には隠されている。と言うより埋められている、つまり潰されているのである。
 それはともかく、開ける星の下の大空星の裏、つまり魔神界には、ヒツジヒメ系の魔神アメノミナカヌシ大神がおられるはずであるが、神名は隠されている。以前お言葉をいただいたこともあるが、そのようには名乗られなかった。要するに正神界と魔神界をそれぞれ代表しておられるのが、クニトコタチ大神とヒツジヒメ大神なのである。魔神界の神を正神界に出すわけにもいかないので、コノハナサクヤヒメ大神を持ってくるしかないのであろう。
 クニトコタチ大神は蔵王大権現、役小角が古来の日本の神とした神であるが、その元はアメノミナカヌシにまで遡ることも出来る。筆者はそれをハルマゲドンがらみのアンゴルモアと考えていた。そちらが復活されたからハルマゲドンは回避されたのであった。そして今天皇家にその仕組みが絡み始めている。
 残念ながら天皇家は大和でも現在でも、仕組みを潰す働きしかしてこなかった。ところが仕組みがここまで来ると、もはや逃げることも出来なくなりかかっていて、ご先祖方が動き始めておられる。今回の大震災以降、それはさらに厳しさを増しており、こちらの調整も忙しくなっている。神社庁神社行であるが、魔神界が絡むので急がなくてはならず、大変であるが、こちらより天皇家の方がもっと大変になってきている。今回は潰れずにがんばってもらわなくてはならない。

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