火曜日   異次元回廊
P26 平成23年7月5日(火)

 仕組みの展開はこのところめまぐるしくて、まとめることが難しい。上の段階、つまり男の段階とされているレベルに上がったとたんのことで、それからここまでかなり厳しい状況が続いている。先々に恐怖感を覚えるほどのエネルギーの動きがあって、戸惑うことも多く、手探りの期間が長引いている。
 使い古しの宇宙の廃液をきれいにすることは、旧体制が消えることを意味しているので、その反発が厳しいのである。我々仕組みメンバーにとって、廃墟の大掃除は気持ちのいい正しいことであっても、旧体制にとっては耐え難い苦しみとなってしまう。そこらあたりの調整がうまく出来ないのが現状なのである。
 今まではまだ旧体制にも余裕があったと思われる。ところがここまで来ると旧体制の基盤が揺らぐのであろう、狂気じみた反発が巻き起こるのである。それを治めることが簡単に出来るのであれば、強行すればいいけれども、長い歴史の歪みは簡単にほどけるものではなく、ましてや創造段階での誤りを改革しようとしたりしているので、なおさら厳しさが増してくる。 
 長い間の宇宙の歴史は、旧体制の形で続けられてきているので、それを消し去ることは簡単には出来ないのだろう。我々のような善的な立場で生きている者には、世界が正しい形に変わることは当然のことで、そのための努力をすることは必然的なことであるが、旧体制は古いものを壊されるのを嫌い、とことん守り抜こうとする。当然のことである。当然のことではあるが、だからといってそれを受け入れることなど、今更こちらに出来るわけもない。
 ではどうすればいいのであろうか。それを今皆で考えているところである。そしていろいろためしたりしているところである。旧体制は男の体制であって、女の体制でも、子供の体制でもない。絶対的な権威と権利を保ち続けてきた男が、その既得権益を簡単に手放すはずがない。よほどいいことがなければ、こちらの言うことを聞くわけもない。さてそれでどうするか? それが難しいのである。

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