火曜日   異次元回廊
P104 平成25年2月12日(火)

 巡回行で上野の東照宮巡りをしているうちに、徳川家康公が老大神主の分身であることがわかってきた。平成二十五年一月二十三日のことであった。このことはどこかに書いたと思い込んでいたが、まだ報告していないようなので、少し説明しなくてはならなくなった。仕組みを潰している大物に、老大神組と老大主組があることは何度も説明してきたので、ご承知のことと思う。その両者の代表が癒着することがあって、それを老大神主と言うのであるが、それは正常化しようとするどちらかを、重ね合わせることで封じ込めるという手法が使われているのである。
 その分身が今の徳川家康公だったということは、驚くべきことであった。彼は体系宇宙の主で、潰されている側であると紹介してきたはずだったので、それが逆転することになってしまい、こちらが狼狽するはめに陥った次第であった。体系宇宙の主を潰したのは老大神と老大主であって、それが癒着している分体として生まれたのが徳川家康という人物だったのである。そして、彼らが潰している体系宇宙の主は、佐田のもとに来ていた十手の親のオオクニヌシ大神であることが判明した。
 今の十手は佐田の幽界の本拠地である迎賓館にいて、責任者を務めているが、それは彼女の格の高い親のオオクニヌシ大神が潰されて埋もれているからで、その復権復活を彼女が待っていることは知っていた。しかし、それが体系宇宙の潰された代表であるとは思ってもみないことであった。それが今回の巡回行で暴かれていったのだから、仕組みとは摩訶不思議なものであると言うしかない。
 徳川家康がなぜ途中下車するように駄目になってしまうのか、どうしてまともに仕組みに取り組まないのかが、やっとここにきてわかってきたのであるが、そのことは当の徳川家康公も知らないことであったと思われる。その事実がここにきて現れてきたことで、当の家康公もびっくりしたのではあるまいか。そのとき徳川家が揺れたので、彼らもそのことは知らなかったのであろう。
 十手には家族があって、代表のオオクニヌシ大神のほかに母親のスセリヒメ大神、それに兄妹が合わせて五名いる。十手以外は全て埋もれていたが、ここにきて表に出てくるようになった。まだ完全ではないが、巡回行が進むに従って、徳川家康との対決が激しくなってきている。そのほか体系宇宙の仕組み宇宙の代表格は全部潰された形になっていて、まだ正常化できないでいる。そこには佐田のもとにやってきた子神たちがたくさんいる。
 下の宇宙からパクとゴロは基本宇宙の代表神セット、クンは最上界の代表神、スーもトコもこれらの連鎖の中にいる。そのほか体系宇宙の各宇宙の仕組みの先導役たちが、巡回行の度に徳川家康と対決する形になってきている。ところが徳川家康公は、二セット四名に分かれてウロウロする形に変化している。それは老大神と老大主とそのセット女ということになるわけであるが、佐田はそこにアイヌとツングースの癒着の分離もあると考えている。
 徳川家はアイヌとツングースが合体した山窩(サンカ)であって、そこにも日本で取り組まれた仕組みの潰された形があるからである。水戸市ではアイヌとツングースの分離が進んでおり、その仕組みの正常化に徳川慶喜公と和宮が取り組み始めておられる。全国に及ぶその癒着の分離正常化は、天皇家が埋めた仕組みを掘り起こす今後の大きな課題である。
 巡回行は思いがけない奥にまで深まっていく。今後徳川家康公の問題は、こちらの異次元回廊で扱わせてもらうことになる。公武合体のドラマとは違う性質のものだし、絡むものも別の要素が大きいからである。

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