火曜日   異次元回廊
P119 平成25年5月28日(火)

 仕組みは新しい段階に入った。「修復と構築」の今年は、今までとは一味違う変革が伴っているように思われる。厳しいことに関しては潰れそうになるほどのものがあるが、それを乗り越えると新しい地平が現れてくる。そうしたことの繰り返しに慣れてきて、次第に仕組みの奥へ奥へと踏み込み続けてきたが、今年は様々な領域での変革が進行していて興味深い。
 公武合体第二幕は残すところ二回のみとなってきて、宇宙の行政府の顔である天皇家の仕組み的な正常化が、アーサー王がらみのマーリンやツキジデス経由で、世界の舞台へと引き継がれる流れになっている。それと共に徳川家康がらみの宇宙の仕組みへの展開も進行し続けていて、巡回行が終わると、今度はそちらの百か日行に取り組まなくてはならなくなった。その準備が別立てでなされ始めている。
 地球人間レベルでは、仕組み第五世代の二十五年を含めた三十六、七年が残っており、それが終わると水星の五千年の仕組み、クニトコタチとヒツジヒメの神隠し系人間の本番が控えている。そして最後には、太陽が燃え尽きるまでの六十億年の年月が、仕組みと共に残っている。仕組みは太陽系の人類で終わることになるのであるが、まだまだ延々と変化しながら、様々なものを巻き込んで進行し続けていく。厳しくて耐え難いものではあるが、それを乗り越えて楽しむくらいにならないと、とてもではないがこなせるものではない。
 それはともかく、旧体制の機械妖怪の支配組織は、「嘘つき呪い」というおぞましい形態を作り上げてしまっている。それは創造段階での誤りと、欲望を追求し続けた結果として積み上がってしまったものなのだけれども、宇宙世界はそれを乗り越えることが依然として出来ないでいる。長い長い宇宙時間をかけて、やっとここまでたどり着いたといった感じである。現段階の仕組みの現場の課題は、その嘘つき呪い、つまり嘘をつかなければ生きられない世界を、人生を、どう正常化するかというところにある。
 公武合体第二幕の巡回行で、嘘つき呪いの中心的な位置にある行政府の天皇家が、仕組み的に対応できるようになってきたとはいうものの、その周辺や一般レベルにまで蔓延してしまっている、その嘘つき呪いのおぞましい妖怪体制、宇宙の祟り(たたり)とでも言うしかないその恐ろしい呪力を、どうほどくか、ほどかせるか、それが仕組み現場の新しい課題となってきている。
 地球世界の人間が、現場の仕組みメンバーが、逃げずにどこまでそれに立ち向かい、それを乗り越えていくことができるか、それも修復と構築という今年のテーマの一つであると言えよう。神界コースの光の会の会員は、天皇家の祟り三分の二、仕組みの祟り三分の一、という割合で構成されている。嘘つき呪いのおぞましさは、古い宇宙の底に溜まった鵺(ぬえ)のような祟りであるが、仕組みの祟りは、潰れ潰しの潰し潰れといったやっかいな性質のものである。

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