月〜金曜日   公武合体終了まで
P3 平成25年6月28日(金)〜

 増上寺では法然さんが進化過程を完成して宇宙の席を獲得されたことの祝賀会がなされた。総本山の知恩院と増上寺で祝賀会が執り行われた。佐田賞が授けられることになって、明くる日にはさっそく授賞式、開ける星から京都の総本山、皇居、そして増上寺へと祝賀会が移動していったことは、異次元回廊で既に報告済みである。
 明治神宮での流れは穏やかであったが、大宮氷川神社では引継ぎ式が行われた。以前明治神宮で行われた引継ぎ式は、マーリン・ビビアン組とツキジデスとアフロディーテ人間神組という、クニトコタチとヒツジヒメの行政府のものであったが、ここでのものはそれを超えた宇宙の仕組みの引継ぎ式となっていて、家康と老大神、老大主組に対して第三次の神の仕組みの潰れた先導役組の揃い踏み、それと日本の仕組みを潰している六大宇宙組織と日本からは大和のメンバー、さらには完成している現天皇家組の先祖方が総出で参加するという、次の仕組みへと発展する壮大な引継ぎ式となっていた。
 次の四十六回目の巡回行は四月二十二日のことであったが、徳川家康公や老大神、老大主組はボロボロになっての登場であった。ここらあたりからは仕組み的に完成された明治以降の天皇家の上層部は穏やかになっており、残りの中や下の調整が進んでいくという展開になっていた。西郷さんはやっと人間の姿でお出ましになった。女性二名が連れだっておられたが、何かが変だった。中の組と下の組は混乱ぎみであった。
 増上寺では面白いことが起こっていた。弘法弥勒仏には常に青竜さんが隠れ形でついてきておられたが、その日は前面にお出ましになってのセット調整がなされたのであった。青竜さんが弘法大師と深い関係があることはわかっていたが、その実体は結局はセット女ということで、その本体はワカヒルメ、そこにキクリヒメが被せられている竜人間ということなのだった。つまり日本神話でいう稚姫(ワカヒメ)ということであるが、この方は仏界神コースでないと駄目ということで、決して男化する如来コースへは来ようとされなかった。
 明治神宮では徳川家康が江戸城を返せと迫っていたが、それは皇居へ行くのが筋だろうと佐田が割って入ったが、皇居の明け渡しは今更無理ということになるしかないようだった。徳川家康公は以前から江戸城を監視し続けていて、そちらへの復帰を画策していたが、結局駿府まで引き下がるしかないようだった。大宮氷川神社では外国組が騒いでいた。仕組みの押さえ込み、日本乗っ取りの動きであった。仕組みを引き継ぐどころか、潰して乗っ取る動きであった。
 四十七回目は四月二十五日のこと。この日は全体的に穏やかで、全体の仕組みが整っていたためか、公武合体の調整も残りが中も下も二割を残すのみとなっていた。しかし、それから一月後の五月二十五日の四十八回目では、全てが元に戻るように乱れていた。
 徳川家康体系宇宙大神はセット女大神と共に宇宙から立派な姿でご降臨、老大神セット大神、老大主セット大神と華やかなご登場であった。天海上人は参与格ということであったが、バラバラに砕けた状態であった。第三次の神の仕組み組は押され気味、それを吉宗公とナントスウェルタ大神が上から眺めているといった形であった。
 西郷像の周辺では、隆盛公はキクリヒメ人間と共にお出ましになり、それを正妻の方が脇で監視しているという前回同様の形であった。西郷さんに関しては、常に女性問題がからまっていて、それを正妻の方がいつも遠くから監視しておられた。何事ですかと聞いてみると京都の女だということで、薩摩の実家ではそのことがいつも気になっておられたらしかった。しかし、当時の革命の志士達はそれが普通のことだったのではないですか、となだめても聞いてもらえない状態が続いていた。ところがここに来て何かが変化していた。この年のNHKの大河ドラマでは「八重の桜」という公武合体にからむ会津藩のドラマが流れていたが、それは二割ほどが正史化されているということだった。しかし、視聴者には戸惑いが見られるというのが一般的な感想であった。
 この日の正常化の割合は、上十割、中五割、下三割と一月前より悪化していた。会津藩の白虎隊は早い段階から正常化していたが、大人達は男も女もまだ戦っていた。

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