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明治神宮で仕組みの儀式をすると、現天皇家や大和の天皇家の方々はもちろんのこと、護国系の方々などたくさんの先祖方が、天から地から御参集なされたのだった。もちろんこの件に関しては反対派も当然あるわけであるが、そうした旧体制側との調整も仕組みの儀式としてなされた上でのことで、佐田の課題としては、それを五十回の参拝行として繰り返さなければならない形になっている。大和のヒツジヒメ神界の仕組み行と共に、この行は現天皇家の、クニトコタチ神界の仕組み調整行ということになっている。 痛んで重い足を引きずるようにして行き着く大宮氷川神社は、筆者に対しては思いがけないほど冷淡である。その感じは第一期の仕組みが終了して、子神達が離れてから次第にひどくなり、最近では仕組み事でも拒絶反応が出るほど異常になっている。前出雲族で同族だという感覚でいる佐田には、その理由がわからなくて悩んでいたのであるが、最近になってやっとそこらあたりの事情がわかってきた。簡単に言えば、彼らは本来稲を作るだけの農耕民族であって、戦うことを知らないというより、戦うことができない民族だったのである。 二度目に行ったときなどは神々が逃げてしまって、仕組み事にまでなっている儀式をしようとしない。こちらも困ってしまって、徳川家康公に頼んだり、佐田組に相談したり、最後には宇宙法廷から直接使者にお降り願ったりなどと、混乱が続いている。旧体制側はそれほどまでして佐田に対する悪逆非道を繰り返し続けている。それが嘘つき呪いの真骨頂と言ってしまえばそれまでであるが、宇宙世界が無ルール、無秩序であっていいわけはない。そうした歪みが我々の人間世界にまで写し出されているわけで、それを正すのは正統派の悲願と言ってもいい。 そんなこんなでこの一連の公武合体第二幕は、悲喜こもごも新旧の激しい責めぎ合いの中で進行している。そこらあたりの異次元情報をエピソードを交えながら、楽しく書き進められたらと考えているところであるが、現実はそれほど甘くはない。体調は狂い、パソコンは動かなくなり、世の中の乱れはますますひどくなるばかり。筆者に対する物質現場からの妨害や反発は、直接的にはほとんどないけれども、異次元の主舞台では激しい攻防が繰り広げられている。宇宙世界の中心は、残念ながら地球の物質人間世界ではないのである。 仕組み事というものは、回を重ねるごとにほどけるものがほどけ、緩んできて、いろいろな変化が起こってくる。何事でもそうであろうけれども、歪みやねじれやよじれがひどいほど、その効果は大きくなる。この公武合体の第二幕の場合は、三巡目のときに興味深い変化が現れた。それはまず増上寺から始まった。法然さんが如来はもう終りにしたいと言い出されたのである。何かありましたかと聞くと、周りがうるさくてかなわんと言われる。特に裏手の神々が……。 密教色の少ない浄土宗は、神を祭ることはほとんどないと理解しているが、増上寺には裏というよりは表の脇に熊野神社がある。東照宮を神仏分離ではずしておきながら、熊野神社だけは残してある。もちろん境内社で密教色が出てしまうものであるわけだけれども。その小社は戦災以前は大きなものだったそうであるが、今は講によって守られる形のもので、熊野三所(ゆやさんしょ)大権現宮と呼ばれている。 ここの神がうるさいことをいろいろ言うのだと、法然さんは言われる。それも当然のことだと筆者が思うのは、そこの神々は仏界の裏にある妖怪神方であるからである。仏教の裏の魔神界の向こうに機械の神々は隠れておられて、そちらから全宇宙を支配し、管理する形になっている。増上寺も徳川家や皇家とからんでいるためか、そこらあたりにしっかりとした監視が行き届いているということなのである。 如来がこんなに大変なものだとは思わなかったと言って、法然和尚は元の位置に戻られたのであるが、筆者にはそれでは具合が悪いので、急遽弘法大師に手伝ってもらうことにした。宗派は違うが同じ仏教だし、弘法さんだって天皇家がらみ、それより何より彼は元宇宙の盟主であるツミハコトシロヌシ大神の分体ほどの立場がある。それに筆者は四国をお狩り場にして、妖怪狩りを何度もして、弘法さんには御母堂組を含めてかなりの借りがあるので、ここで少し返しておきたいと考えた。 |
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