月〜金曜日   アーサー王と仕組み
P4 平成25年5月7日(木)〜

 生殖器が取り外され他者に取り付けられて子供が生み出されたのが誤りの始まりで、そのことが色地獄宇宙へと発展してしまう原因となっている。その宇宙創造段階での誤りが未だに解消できないまま、それが宇宙浄化宇宙変革の仕組みとなって今に至っている。その展開の中でアーサー王組は、あたかも仕組みのゲームソフトであるかのような動きをし続けている。モードレッドは魔法使いマーリンと、そのセット女であるヴィヴィアンのハメテによる偽子であるが、生殖器はアーサー王とギネヴェーレのものが使われていたと思われる。そのため子供のモードレッドは、親としての認知をせまっているわけであるが、自覚のないアーサー王やギネヴェーレは彼を子として認めようとはしない。しかし、両者は本当の親や子を求めてあがき回るのである。
 そうしたドラマが仕組みがらみで展開している中で、トリスタンとイゾルデの問題は、現在の仕組みでは思いがけない配置となって仕組まれている。つまりナントスウェルタと吉宗としてイギリスと日本に分けられて、会うに会えない悲恋の織姫彦星として設定されている。元はアーサー王のダッチドールだったナントスウェルタ、今では父神スケルスの妻ではあるが、科学者ランスロットに奪われた形。一緒にするとすぐくっついてしまうギネヴェーレと吉宗、分けるとギネヴェーレはランスロットに奪われてしまう。
 歪んだ作りの宇宙を正常化する段階での一過程が宇宙年齢五才のドラマ、そこではまだ年に一度しか会えない彦星織姫は、北欧神話ではジークフリートとブリュンヒルデの悲恋となる。ケルトではトリスタンとイゾルデ。「グリーンスリーブス」の名歌は、筆者のもっとも好きなイングランドの古い民謡であるが、その歌は彼らの歌であることを今回やっと突き止めた。この歌は十六世紀のエリザベス朝から二百年かけて変容してきた歌とされている。日本では叙情歌として有名であるが、その全体が歌われることはほとんどない。一般に歌われている歌の後に付け足されている部分は、聞いていても耐えられなくなるほど悲痛なものである。

 宇宙の行政府の顔である日本の天皇家の問題に、世界の代表としてアーサー王組がからんで引継ぎ式をしている真っ最中に、突然ギリシャのツキジデスが飛び込んで来て引っかき回す動きをしたのであるが、それは仕組みが縮図日本から世界へと広がろうとしていたからであった。仕組みの中間点の象徴であるようなはじめ宇宙のアーサー王組は、橋渡しのような立場であって、世界の仕組みの主役は別の五セットにある。つまり老大神組、老大主組、それに盤古組、ケツァルコアトル組、そしてウラノス組である。
 ウラノス組が一番レベルが高いのであるが、潰れると逆に一番やっかいな旧体制の手先となってしまう。第二段階目の仕組みが正しく動き出して、縮図日本から世界へと広がろうとする矢先に、カオスのようなヘドロエネルギーが襲ってきて、総合先導役潰しをはかってきた。それはこれを書いている今も強烈に続いているが、そのハメテで文章が翻弄された無様な一例を、晒してご覧にいれた次第であった。
 この問題はこれからさらに発展して続いていくものなので、ここらあたりで一区切りにして、中断している小説に戻らせていただく。色地獄三派のゴミ捨て場小説とはいえ、それも課題の一つであって、五月末から六月半ばまでには終わらせなくてはならないからである。

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