月〜金曜日   公武合体 第二幕 (異次元革命) 続
P5 平成24年12月28日(金)〜

 二十八回目の巡回行は十一月二十八日のこと。この日はかなり大掛かりな展開になっていった。第七台に上がった仕組みが、このレベルにも影響していることがわかる現象であった。吉宗がらみのアーサー王のドラマに、キクリヒメとスサノヲのトリスタンとイゾルデのからみはあるが、関係が薄いので、ゲルマンや北欧神話のジークフリートとナントスウェルタとのからみはないか、と以前から確認し続けていたのであるが、ありそうでなかなか確認できない状態が続いていた。
 ところがスサノヲが日本の徳川吉宗になってしまっては、展開がまったく違ってしまうので、こちらも困惑していたのであるが、ここにきてまた新しい芽が出てきたのであった。吉宗とアイスランドのナントスウェルタがセットではないか、そんな情報が確認され始めたのであった。
 つまりアーサー王美化の影響もあるのか、アーサー王とキクリヒメ、ギネヴェーレとスサノヲの関係が、隠されてしまっており、このことの意味がなかなかわからなかったのであるが、最近になってそこらあたりの背景が、仕組み的にわかり始めてきたのであった。アーサー王組ははじめ宇宙の中間的な位置づけになっており、仕組みの流れも正常化の中間的な位置づけになっている、ということなのである。
 その視点から見ると、スセリヒメの仕組みとオオクニヌシの仕組みの中間にアーサー王伝説は位置していて、日本とイギリスを結ぶ意味合いも、そこらあたりに探ることも可能になってくる。そんな関係で吉宗とナントスウェルタの関係を探っていたのであるが、その日になって手応えが感じられ始めたのであった。しかし、ナントスウェルタを吉宗に結びつけると、ジークフリートに異変が現れるので、そちらは吉宗のセット女が対応しているのでは、と確認を取っているのであるが、その時はまだ十分な答は得られなかった。
 その日ナントスウェルタ大神が上野の森に来訪されたので、そこらあたりの新展開の確認が出来始めたわけであるが、元々はアーサー王とナントスウェルタ、ギネヴェーレとジークフリートの関係があったわけで、それがなくなって若い愛人が独立し始めている仕組みの流れが、中間のアーサー王の伝説からうかがえるわけである。
 その日は第七台領域の大量のヘドロが流れ込んでいて、旧体制化の復元再生の締め付けが厳しいため、公武合体時の抗争が再現されていて、総合先導役の働きも激しいものにならざるをえなかった。つまり喧嘩両成敗的な処置がなされたのである。主だった正統派を除いて、仕組みに逆らう者達すべてが処刑処罰されたのであった。
 処刑処罰されてもエネルギー調整をされてよみがえるため、なかなか整理はつかないけれども、少しずつ自己調整が進んでいくことにはなる。宇宙世界の現場ではなく、創造領域の特殊なエネルギー世界での出来事なので、そこらあたりはかなり気楽な調整ではあるが、こちらが負ければ致命傷ということにはなる。
 その日の増上寺でもおかしなことが起こった。弘法弥勒如来のハゲ頭に子供地蔵の正常化組の面々が、小便をひっかけたのであった。他の妖怪如来達のハゲ頭にもひっかけたため、大混乱に陥ったが、それはマニ宝珠の生命の泉なのだととりなして、佐田は隣の東照宮へと移動していった。後にその小便を舐めてみた者達によれば、それはやはりマニ宝珠のエネルギーと言えるような甘いものであったという。ウンチや小便の中でぬくぬくと生き続ける妖怪生命(悪性ウイルス)から見れば、正常化したレベルの高い小便は、まさに甘美なエネルギーなのである。

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