月〜金曜日   間奏曲
P2 平成24年2月17日(金)〜

 何故こういう問題を取り上げるかと言えば、仕組みが廃墟領域に果てしなく広がっていくと、そちらの残留支配体制は、仕組みの中心である地球や周辺宇宙の情報が必要となる。日本語が仕組み語として全宇宙に広がっているように、仕組みで再編されていく外宇宙の支配体制も、当然のこととして日本語や地球の情報が不可欠となってくる。全宇宙を貫く二三パーセントの旧支配体制はあるけれども、仕組みがここまで進化して来ると、新旧のギャップが大きくなるため、割合が減って現時点では一パーセントに減っている。その穴埋めをすることが大変な旧体制側の課題となるのである。
 仕組みで進化した世界で生きている旧体制の支配者層は、機械化して廃墟に崩れ込んだおぞましい宇宙組織の、妖怪の手先として働かなくてはならない。それが嫌で数が減るわけであるが、それでも元々機械の身体で生きている彼らは、身体をばらしてその素材を後続の旧体制組の身体と混ぜ合わせ、現場に適応できる身体をたくさん作り上げて対応している。宇宙は広いので、分身分体の数は素材の数の五千億体ともなっていく。さらにそれのコピーとか、イミテーション、ダミーといった類似体も必要とされて、そうしたロボットで支配体制を構築することになっていく。そうしたものに高名で偉大な政治家も使われているのである。
 それはもちろん男性ばかりではなく、女性や子供も同様に使われている。高名な女性で言えば、マリーアントワネット、エリザベス一世、エカテリーナ二世、ヘレンケラー、市川房枝、といった方々ほかたくさん。子供の方は高名度で選ばれるのではなく、高名な男女の子供から選ばれて大人の五倍ほどの分体が作られるとのこと。
 仕組み潰しに使われている旧体制の組織は、行政府組織、科学者組織、ゴミ五女組織の三大組織が中心になるが、それぞれを家族構成にして活動させる形になっている。代表や王族はまた別の取り扱いとなるわけであるが、今回は政治的な分野から取り上げてみた。彼らは仕組みメンバーに取り付いて、徹底的な妨害を仕掛けて来る。
 そのしつこさは狂気じみてくるし、そのお粗末さは妖怪独特のもので、意識ばかりではなく、身体や感情、あるいは周囲にいる者にからめて襲って来る。また機械は高度なものであればあるほど、その妨害度は高くなる。感覚が鋭くなってくると、そうした異次元の存在との接触が感じ取れるようになるが、現実の世界で生きるためには、そうしたものはない方が楽である。しかし、仕組みに生きようとする者は、どうしてもそうした感覚がほしくはなる。
 そのために求道や修行をするわけであるが、正しい思いを持ち続けないと、旧体制にもっていかれてしまう。トレーニングする場合は、常に「きまり」、つまり不文律(宇宙世界を成り立たせるための基本的な原理原則)、公式ルール(仕組みで応用される特別のもの)、仕組み(エネルギー原則)の三原則をふまえて取り組まなくてはならない。そうしないと旧体制に持って行かれてしまうので、注意が必要である。旧機械妖怪体制で働きたいのであれば別であるが。

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