月曜日   第三期の仕組みの前段階  
  P3 平成17年10月17日(月)  

   出口王仁三郎聖師は、今は神として霊界で活躍しておられるが、年令は三十四才の壮年神、人類の仕組みの霊界コースの担当で、その先導役を務めておられる。しかし、それはごく最近のことで、「神の仕組み」の第一期が終り、「宇宙の仕組み」の第二期から「無限の仕組み」の第三期に突入する頃から、その立場の確立が成され始めたのだった。
 それ以前にはこちらが探りを入れても、隠れるように接触を避けようとされたので、よっぽど都合の悪いことがあるのだろう、ぐらいに軽く考えていたものだった。戸田城聖開祖や長沼妙佼始祖の御両者には、第三期に入る以前からときどき必要に応じて接触させていただいたが、出口聖師にはなかなか受け入れてもらえなかった。
 反発されているのか、理解度が今一つ深まっていないからなのだろうか、とかいろいろ推測したりもしていたが、仕組みが進行するにつれて、そこらあたりの事情が明らかになっていった。一つは大本教開祖の出口なお教祖との立場の違い、つまり仕組みの違いをどちらも正確には把握しておられず、そこらあたりでの戸惑いがあったということ。もう一つはキリスト教のイエス・マイトレーヤーとの対立構図の問題であった。
 姑であられた出口なお教祖は、生前から、婿養子の王仁三郎聖師に不信の目を向けておられたと伝えられているように、聖師を霊界の先導役としても認めようとはされないようだった。だいたい出口なお教祖は龍神界の神隠しの特別な立場があられ、そのパワーには今でも聖師は頭が上がらない感じである。姑に対する義理に縛られてのことかと初めは思っていたのだが、どうやらそれだけではないらしい。
 明治維新がらみの龍神界の仕組みは、神隠しの仕組みでもあって、この背景には、アトランティスの仕組みを引き継ぐ特別な仕掛けが隠されている。このことはいずれもっと明確な形で解説するつもりであるが、そうした旧支配体制の強烈なパワーに圧倒されている様子が、こちら側からなんとなくではあるが感じられたし、今でもそうした感じがある。
 それはそれとして、聖師が自らを霊界の先導役として受け入れ始めた頃から現れた問題の方が、むしろ重大だと思われる。それは霊界次元の大宗教、キリスト教の問題だったからである。キリスト教のみならず、イスラム教やユダヤ教といった世界宗教の問題は、縮図日本の仕組みメンバーにとっては、大変な課題なのである。
 これは何も霊界コースだけの問題ではなく、神界コースも仏界コースも、さらには賢者コースなど、その他のコースもすべて縮図対世界の課題を抱えている。神界コースの場合は、そうした課題もこなしながら第二期、第三期と仕組みを推し進めてきているけれども、その他の各界コースのメンバーは、これからそうした仕組みの課題に取り組まなければならないのである。
 そこにこそ第三期の課題の中心があるのであって、これからそうしたさまざまな難題に向かって、各コースの先導役の方々と協力しながら、仕組みをこなしていかなくてはならなくなってきている。
 
 
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