月曜日   第三期の仕組みの前段階  
  P15 平成18年1月23日(月)  

   現代の仕組みの人類第四世代は、物領賢者コースの担当である。このコースは物質人間科学者が対象となるコースである。しかし、科学者が仕組みそのものを担当しているとは限らない。担当しているのは現在の壮年世代に先導権があるが、彼らは必ずしも科学者というわけではない。科学者が対応しているのはむしろ異次元側にあるのであって、物領賢者というのは、そちらサイドの科学者のことを示しているのである。
 異次元の科学者は、それぞれのコースに分かれていて、純粋な科学者一色ではない。異次元では人間科学者は賢者と呼ばれているが、それらの科学者は人間であるようには見えるかもしれないが、賢者ロボットであるにすぎない。すぎないという言い方をすると、苦労してそういうものを作り上げた科学者の怒りを買うかもしれない。しかし、人間がロボットに変化するということは、機能的にはレベルが高くなっているとしても、人間生命から見ると退化していることになっているので、賢者とは名ばかりの愚者と言わざるをえない。
 そのことはともかく、異次元の賢者組織には、各界コースでそれぞれ組織形態が違っていて、地球物質人間レベルでもそれぞれ違ったものとして現れている。たとえばハイラーキー、ブラザーフッド、仏賢者など、これらは一般化しているので割合わかりやすいけれども、どこがどう違うかということになると、そこらあたりは明確ではないのではあるまいか?
 わかりやすいのは仏賢者という言い方で、これは仏界領域の賢者ということになるわけであるが、それでは仏賢者とはどういう存在かというと、またわからなくなるのではあるまいか。これは簡単に言えば僧侶が目指している、仏、あるいは如来が仏賢者というものであるのだけれども、彼ら自身がそのことに気づいてはいないといった愚かな現実がある。
 なぜそうなのかと言えば、真の生命進化が疎外されているからで、仏を神の上に置いてしまうからなのである。人間科学者の方が、神よりも格上であるという思想が真実を見えなくさせているわけで、その愚かしさは科学者が自然を破壊してしまっていることの象徴として、仏や如来は髪の毛を失ってしまっていることにある。つまり不毛の象徴が仏賢者というものであって、彼らは毛を生やす能力がないのである。
 このことは仏教や仏界コースをおとしめるために書いているわけではない。宇宙の真実、現実をまともに取り上げているだけのことである。しかし、宇宙世界は真実を嫌う傾向が非常に大きい。それは宇宙世界が虚偽で成り立っているからである。その元々のところに宇宙科学を築き上げた物質科学者がいることを忘れてはならない。
 その物質科学者のことを、異次元的には物領賢者と呼んでいるのであるが、彼らは本来は物質人間科学者ではあるけれども、残念ながら自分本来の身体を失ってしまっている。宇宙の膨大な管理システムが、死を境に肉体を別のものとすり替えてしまうからである。そして、科学者はそのことに気づかないままである。
 そしてまた彼らは、物質界レベルより低位の幽冥界へと堕ちてしまっていることにも、気がつかないようなのである。科学文明の進化に貢献したはずの彼らの死後行く世界は、堕落界でしかない、という現実がある。このことも現代地球文明の直面する課題であるので、よくよく考えておいてもらいたい。
 
 
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