月曜日   第三期の仕組みの前段階  
  P18 平成18年2月13日(月)  

   物領賢者コースに対する筆者の日本人の指導霊は、肥田春充氏であった。筆者は神界コースであるので、本来は賢者コースの指導霊はつかないのではあるが、神界コースの第二期の先導役対応としての、特別の課題ということであった。これは神界コースの第二期の対応神とは違う、第四世代の物領賢者の課題なのである。現代の仕組みを神界コースから先導した者に対する物領賢者コースの課題であった。
 仕組みは人類全体に与えられたものであり、その先導役は六コース全体の調整もしなければならない、ということなのである。現段階の第四世代の仕組みに対して、神界担当ではあるけれども、若い世代とは別立てで取り組まさせられたのである。もちろんこれは若い世代のバックアップとなるものであると同時に、邪魔をしないようにするためのものでもあった。
 前回書いたように筆者の場合は、最初は外国のイザナギ系の指導霊、地球内部の中心基地にいる木星系の白人であったが、その課題が終ると、日本人の昭和初期の先祖、肥田春充氏が物領賢者の指導霊としてつけられた。この方は、肥田式強健術を開発された方で、軍事教練に取り入れられて一世を風靡したことで有名である。
 肥田氏は空中浮揚ができるまで物領賢者の技術を学んでおられたが、肉体では不可能な秘術を求めて、自ら命を断ったと伝えられている。そのことは修行者としては、やはり中途挫折と言わざるをえず、与えられた命をまっとうすることで、秘術の完成を目指されるべきではなかったか、と筆者には感じられる。自ら命を断つことに関しては、修行の行き詰まりというより、もっと別の理由もあったようであるが、ここでは触れないでおこう。
 筆者が偉大な先人に対して批判がましいことを書くのは、氏が筆者の指導霊としてつけられたとき、氏は地球の内部基地のロボット工場で、労働者として働かされておられたからであった。つまり死は、秘術の開発にはつながってはおらず、一般の人間以下の工場労働者として使役されるということは、自殺の責任を問われたことになるからである。しかし、氏はやはり有能な方であられて、筆者の指導霊となられたとき、あっという間にロボット化の呪縛をほどいて自由の身になられると、旧体制の物領賢者組織の打破に取り組まれた。
 そこらあたりは宮地水位仙人とはかなりの違いがあった。肥田氏の仕組みに対する理解度はずば抜けていて、ほとんど説明する必要がないほどであった。氏はロボット化された自分に違和感を抱いておられて、常々正常化に向けて努力しておられたのだそうである。そして、死後自分が目指した世界が、想像していたものとはまったく違っていたことから、そこからの脱出打破を試みてはつぶされ続けておられたのであった。
 そういう状態で筆者の指導霊につけられて、仕組みの課題に共々に取り組んだのであるが、その働きはさすがに鮮やかで、難題をあっさり克服して神になってしまわれた。死ぬ原因だったはずの賢者への道を、あっさり捨ててしまわれたのであった。宮地氏とはえらい違いであった。つまり、人間としての正しい進化の道に立ち戻られたのである。そして、今は賢者界正常化のために、富士山に席を置いて大活躍されておられる。
 
 
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