月曜日   第三期の仕組みの前段階  
  P19 平成18年2月20日(月)  

   物領賢者コースの場合は、人間科学者が中心になるのが宇宙の形である。しかし、地球人類のように二十一世紀の現代になって、やっとコンピューター科学文明の初級段階に到達しただけ、といった状況では、地球科学者がこの組織の中心になるというわけにはいかない。地球の物領賢者の場合は、宇宙科学者がその組織の中心代表部を構成しており、仕組み的には、木星人の幽界科学者も混ざっている。
 自前の科学が発達するまでは、物領賢者組織の依り代、つまり賢者が入って使う身体を提供することで終ってしまう。肥田さんの場合は、それに抵抗したために身体を分解されて、ロボット製造工場の労働者に降格されたと思われる。宮地さんの場合は、それを受け入れたために旧体制の仕組みつぶしメンバーとして、特別の地位を与えられているということになる。この両者は、日本の物領賢者界を二分する形で、激しく対立しておられる。
 それはともかく、賢者界という組織は、仕組みのコース分けとしては物領賢者コースが主導権を持っているが、各界にはすべて賢者組織があって、それぞれが別々の働きをしている。たとえば神界的には、術界として筆者が整理した人間進化組(米国ではブラザーフッドと呼ばれている)とか、仏界には仏賢者組織、霊界はインド系ハイラーキーと中国系の神仙界などがある。物領賢者は、人間科学者が堕落した意味合いから、幽冥界という魔的な領域に位置づけられているし、冥界には神賢者の組織がある。
 それらはすべて人間がからんでいる。賢者組織とは、言ってみれば人間中心の組織であって、宇宙の管理システムや機械仕立ての表現体を作り上げた功績から、セイン族という特権階級を宇宙では構成している。その中核部分が科学者中心の物領賢者、つまり物質科学者出身の賢者ということになるのである。各界に配置されている賢者組織は、本物の科学者ということではなくて、ロボット賢者であって真の科学者ではない。
 旧体制下では、本来各界交流はほとんどなされていない、とされているけれども、仕組み的には、賢者界全体の調整ができなければ、賢者コースからの宇宙浄化宇宙変革は達成できるはずもない。現在の仕組み設定である第四世代の先導役がどこまでそれをやるかは、今後の課題なので何とも言えないが、筆者の立場からの取り組みでは、世界と縮図日本を担当する指導霊御二方によって、太陽系の全賢者界の調整は終了している。
 ただ時間軸があって、第四世代の若いグループが自分達に与えられた仕組みの課題をどこまでこなすか、という問題もある。仕組みは神界コース主導の進行となってはいるのであるが、太陽系が温存されてしまっているので、どうしても形通りの五世代六セットの仕組みが最後までうごめくことになってしまう。膨大な宇宙には、旧体制そのもののコピー宇宙がわんさとひしめいているため、それを処理するためには、そうした時間軸や空間軸の問題を解決しなければならないのだろう。
 そのためには、若い世代の課題が致命的なつぶれ方をしないように、見守っていかなければならないし、それなりのバックアップも必要となる。肥田さんは若い世代担当ではないが、彼らのために調整役はされているし、神界コースの光の会も、それなりの方法でバックアップする形をとっている。
 
 
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