月曜日   第三期の仕組みの前段階  
  P22 平成18年3月13日(月)  

   第五世代の冥界魔物コースというのは、まだメンバーが十分に育ってはいない子供世代ではあるが、仕組みが全的に先取りされる形があるために、実質的には動いている。直接対応しているのはもちろん子供ではあるのだけれども、冥界から憑依霊としてつく形の魔物が、異次元的には主役を張っていることになる。そしてこの魔物は、五大(六大)要素の内のエネルギー要素についている。
 この憑依霊という魔物は、思凝霊とも呼ばれていて、実体のある表現体とは必ずしも言えない。筆者はこれを想念神、想念霊と呼んでいる。というのも、思凝とは思いが凝ったもののことであるが、現代人には字面が読みにくいしわかりにくいので、想念界、想念体として考えることにしているのである。つまりこの表現体は、六大要素的には半分しかない、ある意味では想念的な存在でしかないからである。
 五大(六大)要素を、素材、体、エネルギー、意識、ミタマ、(生殖器)とした場合、その内の素材とエネルギーと意識要素しかない表現体なのである。そしてその片端の表現体は、想念エネルギー層を通ってどの次元、世界にでも入り込む非常にやっかいな魔物なのである。しかも、神にも人間にも自然神にも化けて動き回る。そして実体との区別がなかなか見分けにくい、という恐ろしい存在である。
 それが魔的な形で現れれば、魔物という忌わしいものとして感じられるので見分けやすいし、扱いやすくもあるが、それが善的な白魔物として現れると、なかなか処理するのが難しくなる。たとえば、ギリシャの神々の中で大きな働きをしている想念的な神々を取り出してみると、そのことがよく理解できるのではないかと思われる。つまり、愛の神、平和の神、勝利の神、真理の神、幸福の神など、取り出せばいくらでも出てくる。
 それらの神々は、実体のあるギリシャの神々とどこがどう違うかわからない。ギリシャ神話ではほとんど同列の神として扱われているのではなかったか? 古代ギリシャ時代ではどうだったか知らないが、現代人の間では、それらの神々は、実体のある神々とほとんど同列の神々として扱われているのではないか、と思われる。それは結局は、キリスト教が霊界次元の宗教であるからで、思凝神、つまり想念神も霊的な次元で動いているに過ぎず、霊界宗教とある意味で波長が合うからなのだろう。
 フランスやアメリカ合衆国などは、国の象徴として自由の女神などを国家の守護神として持ってきているが、そうなると国そのものが怪しい魔物国家になってしまう恐れがある。こうした問題は、自然が機械によって破壊された結果として生み出されたものなので、高度に機械化していく現代地球人類世界では、ますます危険な問題をはらんでくることになる。
 第五世代の課題としては、そこらあたりにちょうど対応するわけで、人間が機械によって自然を破壊し、コントロールすればするだけ自縄自縛の機械のワナに引っかかることになっていき、結局はにっちもさっちもいかない廃墟宇宙へと向かうことになっていく。機械ゴミ化してしまった無限の宇宙を、どう掃除して正しい自然を取り戻すか、それがこの世代の冥界魔物コースの課題なのである。
 
 
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