月曜日   第三期の仕組みの前段階  
  P31 平成18年5月15日(月)  

   先週取り上げた父神と母神の仕組みは、やはり体制サイドに吸収されてしまうものであるため、見えそうで見えない謎の中に隠されてしまう。そしてこの二つの仕組みに関しては、地球レベルでは無理で、未来の水星の仕組みにまでもつれ込んでいくのではないか、と言われ始めている。しかし、そうした父神と母神の仕組みが存在していて、陰から仕組みつぶしをし続けていることは、間違いないことのようである。  それはそれとして、無理に引き出そうとしても時期が来なければ、結局は動きにはならないだろうから、このコーナーも本来のものに戻して、各コースの異次元情報の確認をしていくことにしよう。そう思って霊界コースの出口王仁三郎先導役に様子をうかがってみると、父神と母神の仕組みの影響をかなり受けておられて、現段階では混乱状態に陥っておられるようである。
 それもそのはずで、姑の出口なお女史は、龍神界の仕組みを婿の王仁三郎氏と演じたとはいえ、その本体は母神系であって、そちらに本来の仕組みが隠されていた気配がある女性だからである。その影響が強烈で、王仁三郎聖師は戸惑っておられる感じなのである。父神と母神の仕組みは、レベルが神界から霊界に降りているため、その影響がもろに霊界コースに現れることにもなっている。
 外国でも日本でも同様で、外国ではキリスト教を中心にした一神教三派、日本では龍神界で派手な演出がなされた新興宗教集団、大衆を動員しての仕組みつぶしの演出に、一般人類も仕組みメンバーも目先を変えられて、まともな仕組みに取り組むことができなかった。幸いもぬけの殻になった神界コースで、その間隙を突いて仕組みが成立してしまったことから、逆に隠されていたものが見え始めてきた。皮肉なものである。
 楽をさせてもらったぶん、霊界コースの出口王仁三郎先導役には御礼を申し上げ、改めてこちらの分担分を背負わなければならないが、仕組み隠しがかなり巧妙なので時間がかかりそうである。しかし、神界のものが霊界に相当降りているということは、前々から確認していたことではあるわけで、それが父神と母神の仕組みの仕掛けであるということにでもなれば、それを解きほどけば、自然に調整されていくことにもなるはずなので、焦らずに取り組んでいくつもりでいる。
 問題は、霊界コースの課題がそうした別の仕組みと正しく分離できるかどうか、というところにあるので、そこらあたりから少しずつ調整していくしかないであろう。日本であれ外国であれ、霊界次元にあるものをすべて霊界コースの出口王仁三郎先導役に押しつけることは、大きな間違いになりそうなので、各界コース全体にかかわりのある問題として、取り組み直す必要がある。そうして体制サイドの仕組みメンバーのバックアップをしなければ多分、父神と母神の仕組みの調整は難しいのではないか、と思われる。
 ざっとその顔ぶれを見ても、それが相当難しいものであることが知れるであろう。アレキサンダー、釈迦、老子、イエス、その他ケツァルコアトルやモーゼス、ラーマといった高名な先祖方が、どこまで父神の仕組みにからんでいるか? 日本では、黒住宗忠、川手文治郎、中山みき、出口なお、その他の新興大宗教の教祖方が、もし母神の仕組みにからんでいるとしたら・・・、とてもとても容易なことでは、と誰でも溜息をつくことだろう。
 
 
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