月曜日   第三期の仕組みの前段階  
  P35 平成18年6月12日(月)  

   物領賢者コースの課題をやり終えて、太陽系から宇宙に昇って行かれた肥田春充氏は、予想以上に苦労をしておられる。宇宙での期待があまりにも大きかったため、そのつまずきは意外なものとして受け止められている。というのは地球人としては、アガサ・クリスティ女史、西郷隆盛氏に続く三番手の、全体宇宙の代表者として立つ可能性があったからである。ところが残念ながら、アレキサンダー大王大神同様立つだけは立っても、実質的に宇宙を運営するまでには至らずに、代表から外されて、やり直しをさせられておられる。
 なぜそんなことになってしまったのか、ということに関しては、必ずしも明確にできるわけではない。アレキサンダー大王の場合は、体制サイドで立つ形の父神イザナギの働きに利用された形があったが、肥田大神の場合はスサノヲ系であって、必ずしも父神色や体制色がついていたわけでもない。しかし、彼のルーツはユダヤであったらしく、そこでの課題をこなす必要があるのではないか、と考えられており、宇宙からときどき地球や木星に降りてきて、そこらあたりの課題に取り組んでおられるようである。
 しかし彼の場合は、もうすでに太陽系を出て、宇宙生活もしてしまっているため、地球人類の一員ではなくなっている。そのため仕組みの過去の調整をするために、太陽系に降りているにすぎない。課題をこなして代表として立ってもらいたいが、旧体制の廃墟妖怪のパワーは相当強烈なので、かなり時間を要するかもしれない。宇宙時間は長いので、あきらめずにやり遂げてほしいものだ、と思わずにはいられない。
 肥田氏の後を継いで、日本における筆者の二番手の物領賢者の指導霊は、驚いたことに肥田氏とは敵対関係にあるように見えていた、宮地水位氏であった。宮地氏は瀬戸内海の水中賢者基地におられる物領賢者なのであるが、四国愛媛の瓶ヶ森の山の上空の神仙界にも席があって、宮地神仙道を説いておられるので、そこらあたりの謎がなかなかわからずに困っていた。ところがここにきて、そこらあたりの背景が少しずつわかり始めてきている。
 宮地神仙界と言われるように、瓶ヶ森の上空に自分の領域を確保しておられたのは、氏が老子の弟子である列子につながりがあるからであった。物領賢者と神仙道では、幽冥界と霊界の違いがあるので、次元の高い霊界の神仙界の方がレベルが高いように思われるかもしれない。ところが神仙界やヨガ系のハイラーキーなどは、神隠し賢者であって、真の物質人間科学者グループではないようなのである。
 それに対して物領賢者の場合は、次元は低くても、実質人間科学者であって、神隠し賢者と呼ばれる擬似賢者とはその格が違うのである。その違いが明確ではなかったために神仙界の方が高いと信じて、宮地氏は瓶ヶ森に所属しておられたらしい。しかしそれは表向きのことで、実際は列子につぶされていた、ということがここにきて明らかになりつつある。
 そこらあたりのからくりを解明するのが、今後の宮地氏と筆者の課題である。老子率いる中国の神仙道、ツングースがらみの膨大な組織と対抗することになるこの新しい課題は、物領賢者コースの課題としても、相当大きなものと言わなければならない。
 
 
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