水曜日   第三期の仕組み情報  
  P34 平成20年4月2日(水)  

   (月曜日からのつづき)
 特設会場は以前と同じ所という通知であったが、そこはアウシュビッツの廃墟のような所だった。以前は瓦礫(がれき)混じりの廃墟であったが、今回はアウシュビッツであるというだけで、他のメンバーがそれを確認したとしても、筆者の視覚にはほとんど感じがなかった。
 こちらのメンバーがおっかなびっくり会場に入っていって席に座ると、すぐに儀式は始まったようだったが、筆者には通知がないので「どんな儀式をするんですか?」ときいてみた。するとルシファーさんが「ヒットラーを呪い殺す儀式だ」と答える。
「へぇ、面白そうですね。それならいっそ本人を招いたらどうですか」と言うと、「そうしよう」との返答。するとたちまちヒットラーさんは秘所から出てきたが、その後からぞろぞろと師のエックハルトとそのグループ三百名ほどが姿を現わした。そして席についた。それを見てユダヤ組は慌てて儀式を敢行してしまった。
 サバトの会場には、ルシファーさん、メイヤーさんの他にはベルゼバブさんと、サタンさんがおられたが、背後の暗い陰にはユダヤ族の軍団が控えていたようだった。当然その準備がしてあり、こちらの動きに応じて儀式は進行することになっていたのだと思われる。
 ところが筆者がヒットラーさんを呼び出してしまったので、あちら方は予想外の展開に驚いたのだろう。筆者はヒットラーさんとは親しくお付き合いをさせていただいているし、仕組みやミタマみがきのことも話し合ったりしてきているので、あちらも予告なしの呼びかけに簡単に応じて、お出ましになったのだろうと思われる。
 それにしてもアッという間の出来事だった。あいさつする間もなく、ユダヤ側がサバトの強烈な殺しの呪いを、ヒットラーさんに浴びせかけたのだった。ところがその呪力はヒットラーさんから、エックハルトグループの方に吹き出されていったのだった。そのとたんすさまじいエネルギーで、エックハルトグループは全員吹き飛んで消滅してしまった。
 それは一瞬の出来事で、その様はまるでヒットラーさんが浄化したエネルギーで、彼らが吹っ飛んだように見えたのだった。ヒットラーさんは無傷のまま、そこに座ったままだったからである。そして立ち上がったとき、ヒットラーさんは神に変貌しておられた。それから間もなくして、エックハルトグループがよみがえって現れ出たときは、ヒットラーさんは師のエックハルトよりレベルが上がっていた。
 ヒットラーさんはうれしそうに笑いながら、皆を連れて会場を後にしていかれた。そのあと今度は筆者の番ということになったのであるが、その件は予定外のことであったし、筆者個人の課題なので、ここでは触れない。この件があってから、ヒットラーさんはマッターホルンの神界の神の一員となられた。
 
 
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