月曜日   第三期の仕組み情報  
  P35 平成20年4月7日(月)  

   仕組みは今大きなうねりを起こして進行しているが、仕組みメンバー方のご苦労は並大抵のものではない。そうした方々のご努力なくして、太陽系の宇宙が新生脱皮し始めているほどの今はない。第四世代対応の各コースの先導役方を、世界と縮図日本とのセットで取り上げさせていただいているが、今日は仏界コースのエピソードを取り上げておこう。
 ダライ・ラマがらみの騒動が、オリンピックを前にして中国を揺るがせているけれども、こちらは仏界コースのようであってそうではない。仏教に依せて活動する神隠しコースということになるので、こちらのことは別扱いとしておかなくてはならない。
 それはそれとして、本当の仏界コースは日本では戸田城聖師が先導役であられるが、世界対応になってきた今の段階では、鈴木大拙師とその米国人門下が仕組みの活動の中心になっている。チベット民族紛争のあおりで、門下グループが機械妖怪体制のあちこちの拠点に連れ去られ、そうとう難儀をしているようである。
 今日はそのことよりも大拙師の元夫人と、セット女さんのことを紹介させてもらいたい。旧機械体制では、男と女は本身と半身の半分に分けられた形で作り出された関係で、常にセットを組んで生きさせられている。我々の進化した宇宙では、セット解消の夫婦関係が成立できているけれども、未発達の宇宙では、夫婦は常にセットでなくてはならないのである。
 日本には、男と女は赤い糸で結ばれている、という言い伝えがある。それは分かれて夫婦を組むのが普通になってしまっている我々から見ると、理想的でロマンチックなことのように受け止められている。ところがそれは必ずしもそうしたものではないことが、宇宙の過去を調べてみるとわかってくる。生涯離れられない、あるいは何世生まれ変わってもセットを組み続けなければならない形は、ほとんど悲劇でしかないのである。
 そのことはともかく、セットが組めなくなったセットというものが、逆に新鮮で憧れの的になるのも、一つの真理というものではあるかもしれない。ファウストに対するベアトリーチェという人物像を描くことで、ゲーテはそうしたセット同士の悲哀を取り上げている。ところで、鈴木大拙夫人も実はベアトリスさんなのであるが、残念ながらこのお二方はセット同士ではなかった。
 このことは許可をいただいて書かせていただいているのであるが、大拙師のセット女さんはドイツの方、元夫人は米国の方なのである。死後お二方は分かれた形で生きておられ、夫婦が持続してはおられなかった。それが普通の形だと思うのであるが、先祖崇拝をする者には違和感があるかもしれない。 
 今回の先導役グループが結成されたとき、そこらあたりのことの確認をさせていただいたのであるが、ベアトリス元夫人は死後分かれて米国で暮らしておられたせいか、ベアトリスとは名乗られず、マーガレットと名乗られた。こちらのご家族は清教徒の流れであるとのこと。仏界コースグループとは別行動をしたがっておられた。
 一方セット女であるドイツの方は、遠慮がちに大拙師の指導を受けられて、仏界コースの課題をこなし続けて、今では仕組みに参加しておられる。元夫人の場合のセット夫は、イングランドにいてドルイドをやっておられる。このことがあって同行できず、こちらは神界コースに道筋を変えられた。
 ここらあたりの背景には、仕組み的にも興味深いことがたくさんあるのであるが、長くなるのでまたの機会に紹介させていただくことにしよう。
 
 
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