月曜日   物領賢者コースの課題  
  P2 平成18年8月28日(月)  

   先日(八月二十四日)、国際天文学連合の総会で、冥王星を惑星からはずす、という決議がなされた。冥王星に関しては、以前からそれ以外の惑星との違いが指摘されており、筆者なども正式な惑星ではないのではないか、といった感じは抱き続けていた。しかし、長い間慣れ親しんだ冥王星が惑星外に出て、太陽系の惑星が八個になると、なんとなく寂しい感じがしてならない。
 冥王星が惑星の地位から落ちたところで、冥王星は冥王星として存在し続けているし、名前もそのまま残っていくから、それはそれでいいではないか、という慰め言葉もあるのであるが、それで落ち着くことができるといったものでもない。やはり寂しいのである。しかし筆者などの違和感は、一般レベルの感想とは多分違う性質のものではあると思う。
 仕組みの立場から見る筆者の場合は、太陽系のイメージが地球の科学者とはまったく違うわけだし、太陽系の形成過程も惑星数もまったく違う情報を持っているので、それと現実の物質太陽系との対比で考える習慣がついている。その立場から言うと、やはり物質科学者の説が揺らぐのは、対比して解説してきたこちらにとっても、なかなかやっかいなことになるのである。
 仕組み上から言えば、太陽系は元は、全体が恒星として宇宙に輝いていた星であった。それが二度の神界の仕組みの失敗によって、現在の物質太陽系に変貌した、という考え方をするのである。その場合、太陽系の惑星は十二個存在していると説くのである。これは神智学などもその説を出している。その場合の十二個は必ずしも物質惑星ではないのである。冥王星の外の三つは異次元に存在している、という言い方がなされるのが普通であった。
 しかし、筆者がその物質レベルに存在しない三つの惑星の確認をしていくと、その存在がかなり曖昧になり続けている、という状況もあった。それは仕組みが進行していくにつれて変貌していった、という信じがたい情報もあったためで、容易に物質人間に受け入れられる話ではない。しかし、異次元に存在するという惑星は、物質性を備えているわけではないので、エネルギー的にはいくらでも変容させることができる。
 しかし、だからといって何の理由もなしに、太陽系の惑星をいじくり回していいわけではない。そこには明確な根拠が必要である。筆者の立場から、現代の物質科学を応用して解説をするとすれば、冥王星以外の四つの惑星は、二度目の仕組みの失敗のときに砕け散ってばらけた、という言い方にならざるをえない。そのばらけた小さい星々をどう扱うか、という問題であって、それを異次元的に元の惑星の形に構成するのは、また別の立場の持っていき方だと思うのである。
 物質太陽系に存在している宇宙浄化宇宙変革の仕組みは、旧体制の神界のいびつな十二の形を、完全な形である十に調整し直す作業を続けている。その影響もあって、異次元的には太陽系の数を、太陽を含めて十個の形にもっていこうとしている動きもある、ということだけを情報として公開しておこう。
 
 
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