月曜日   第四世代の仕組み  
  P12 平成20年9月22日(月)  

   第四世代の仕組みに対応する、各界コースの日本と世界の先導役の内、神隠しコースの長沼妙佼女史にセットされていた、チベットのダライ・ラマ前十三世、亡命政権の代表としての表の十四世は、世界狭しと大活躍していた。生まれ変わりでつないでいくその体制の形は、宇宙の中にある色地獄的なものの一つで、それを改革することが仕組みの課題であった。
 その仕組みの流れに乗って、ダライ・ラマ十三世は世界の他のコースの先導役と共に、動き出そうとされた。それが民族運動に高まっていき、独立問題として中国との激しい衝突となって現れていった。その戦いがオリンピックを絡める戦略戦術であったため、世界は混乱状態に落ち込んでいこうとした。
 中国には中国のさまざまな問題があり、その国内問題がスポーツという無関係な領域で、オリンピック精神にもとる形で進んだところに、仕組みとしての大きな間違いがあった。そのため調整役であるこちらの責任が問われることとなっていった。その頃ダライ・ラマ前世は、仕組みの課題に取り組む前向きな姿勢を持っておられた。
 そのことがあったためこちらとしては、仕組みを進める課題に取り組んでいただいていたのだけれども、それが中国に大地震を巻き起こし、さらに発展して中国が破壊されるほどの動きになり始めていった。この段階で、こちらの調整をオリンピックが終るまで待ってほしい、という要望が出されたのであった。それは中国側から出されているように思われた。
 タクラマカン砂漠には物領賢者の地下基地があり、そこの科学者と自然神エネルギーとの責めぎ合い、それが日本をも巻き込んだ激しい地殻変動などとなって現れていた。タクラマカン砂漠とゴビ砂漠の地下基地は、旧体制の巧妙な協力関係を使って、ツングース賢者である老子の中国問題としてもうごめいていた。しかしその動きは、中国の正統な先祖組の考え方とは、かなり違うものであったように思われる。
 執拗な依頼を無視することは、仕組みにとっても良い結果をもたらさないので、オリンピックが終るまでという約束で、こちらの調整作業を中断したのだった。それは父神の仕組みに関する連載著述を中断することをも意味していた。そのためこちらとしては、関連のエピソードを挿入することで、それに対処せざるをえない流れとなっていった。
 オリンピックにつながるパラリンピックが終って、ダライ・ラマ前世の仕組み調整に戻ってみて初めて、中止の要請が中国というよりはむしろ、ダライ・ラマ側から出されていたことがわかってきた。彼らは真の仕組みに取り組む意志がなかったのである。
 仕組みをこなすということは、色地獄を体現するチベット仏教の改革が不可欠であり、激しい痛みを伴うものであった。そこまで考えていなかったダライ・ラマ前世は、中国からの独立を勝ち取るために、仕組みを利用しようとしたのであった。ところが仕組みはそんなちっぽけなものではなかった。再び仕組みに取り組もうとすると、再び激しい地殻変動や中国動乱が巻き起こる、そんなうごめきが出てくることに彼はおびえたのである。
 それを防ぐためには、チベット仏教の改革という大手術が必要であった。その覚悟があるのかと問うと、そこまではできないとの返答があり、ここで神隠しコースの先導役としての立場は、失われたのであった。そして代わりの先導役は、元ビルマ、ミャンマーの先祖である僧侶に回された。その方がこれからどう取り組んでいかれるか、しばらくは様子を見なければならない。
 
 
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