月曜日   第四世代の仕組み  
  P13 平成20年9月29日(月)  

   一週間が過ぎた。ダライ・ラマ前世を引き継ぐ形で登場された、ミャンマーの元僧侶、くわしいことはまだわからないけれども、その方は今のところは、順調に仕組みに取り組んでおられるようである。ミャンマーの国情もかなりおかしなものとなっており、先日は激しいサイクロンに襲われて、破壊的な打撃を受けたばかりである。この動きもチベット運動と重なるような展開であったように思われる。
 というのもダライ・ラマ前世と同時に、その陰にミャンマーの方が、名乗り出ておられたような気配があったからである。それを絶対権威を持っているチベット側が奪い取った、そんな感じだった、と今となっては言いたくなるような、そんなうごめきがあったのである。今回もミャンマー側が出ようとすると、それを押さえ込もうとする動きがあったし、立ち上がった方に関しては、あんな末流で立たれてはこちらの立場がない、と言って激しく怒る声も聞こえた。
 どこにでもある主導権争いではあるが、課題がこなせなければ絶対権威もくそもない。仕組みは実力が絶対権威でしかないので、遠慮しないで取り組んでいただきたい。でなければ旧体制の絶対権威を、打ち砕くことなどできるわけがない。しかしそのためには激しい、とてつもなく激しい、旧体制組織からの圧迫を覚悟しなければならない。そんなことは先刻ご承知であるとしても、いざそれがその身に及び始めると、急に尻込みしてしまう者が多いのであるが、今度の方はどうであろうか。
 今のところはまだ投げ出してはおられないようであるが、こちらの日本の神隠しコースの先導役である、長沼妙佼さんの動向をうかがうと、それが生半可なことではないのである。このコースの場合は、男と女が逆転している、というとてつもない課題なので、そのことだけでもビビってしまわざるをえないほどのものである。自分の正体を見極め、それを受け入れることだけでも大変な課題なのである。
 しかも先導役は重なりミタマであってみれば、最初の男はスサノヲであったとしても、五体ある最初の男でしかない。最後の本体であるオオクニヌシ男になるまでは、長い長い試練の過程が待っている。妙佼さんはスサノヲ変化はされているようであるが、今のところはまだすぐ女に戻ってしまわれるようで、その課題の難しさがうかがわれる。
 こんなおぞましい仕組みの課題が、ミャンマーの元高僧にこなせるかどうか、それが今のところは興味のポイントである。この方は男なので、形は逆となるわけであるけれども。
 
 
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