月曜日   第四世代の仕組み  
  P37 平成21年4月20日(月)  

   四月は日本の新年度、新学期、一年の切り替えの時である。その時に合わせるように日本では桜の花が咲く。地球の温暖化で開花の時期は年々早まっているが、それでも新年度に合わせるようにして花は咲く。早めに咲いた今年も、新年度に合わせるように冷気が降りて、花は長持ちした。東京を中心にしての話ではあるけれども。
 日本人は桜に特別の思いを持っていて、この時期になると落ち着かなくなり、花見の宴会をするまでは新年度が来た気がしない。そしてそれは南の沖縄から北海道まで、一月ほどかけて北上していくのである。
 もちろんこれは日本独特の風習であって、外国や宇宙では通用しない。この日本特有の習慣は、仕組みにとってはかなりやっかいな問題を巻き起こす。それは花見の宴会ばかりではなく、正月の三が日の日本の風習と同じ性質のもので、仕組みが及ぶ世界や宇宙にとっては、トラブルが巻き起こりそうな問題となるのである。
 日本神界では、正月三が日は儀式として新春の祝宴を張る。この習慣を日本の神々は頑として譲らない。新年の三が日は儀式が中心であるが、儀式を離れると祝宴の酒の会が三日間続くのである。世界や宇宙にはこの習慣がないため、かなりの不都合が生じるのである。
 酩酊したメンバーが仕組みの対応をすることになるので、かなり評判が悪い。もちろん交替して担当するので、それなりにこなせていることにはなっているけれども、この習慣のない外国の方々や、宇宙レベルの方々のお世話になる形になる。それぞれの世界には、それぞれにそうした習慣や風習があるので、受け入れてはもらえていても、かなりの不満の声は毎年上がっている。
 桜の花見の宴会に関しても同様である。日本の神々は(人間を含めて)花が咲いているかぎり、花見の宴会をやめようとはしないのである。そのため世界や宇宙では、特別の調整をしなければならなくなるのである。
 桜の花ばかりが愛でられる日本の春、他の花々にはまったくの不評で、花の神々に至っては総スカンとなるので、十神界に公平な花見の会にしなければ治まらないのである。毎年この時期になると、そうしたことの調整をさせられる。
 今年もそうであったが、それはともかく「熟慮模索」の本年は、宇宙レベルでの大きな仕組みの新年度となるような新展開となってきており、二重にも三重にもめでたい新春となっている。
 
 
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