月曜日   第四世代の仕組み  
  P40 平成21年5月18日(月)  

   宇宙がゴミ捨て場のベースの上に成り立っている、ということを認識している科学者がいるとは思えないが、宇宙がウィルスや宇宙塵から作り出された、といったようなことを言う科学者はいる。宇宙の成り立ちが何らかおかしいということの表明なのであろう。我々の宇宙が発生する以前からそうしたものが存在していた、ということを言いたいのではあるまいか。
 我々の宇宙がすべてではないし、外宇宙が存在しているということは、実証されてはいないだけで、思想的にはそれほど珍しい説ではない。宗教的には昔からあった情報だし、最近ではSF領域で普通に取り上げられてもいる。問題はそれを科学者がどこまで真面目に取り上げるかである。
 地球科学はまだ宇宙の実体を知らない。果てしもない昔に宇宙は機械化し、廃墟と化し、そこから次元の低い妖怪宇宙がよみがえり、パターン化された宇宙を繰り返し続けている。そうした機械文明の元を築き上げたのは、我々と同じような物質人類の科学者だったというから、驚きである。
 それだけでも不思議なことであるが、問題はそれを立て直すことができないところにある。立て直さなくてはならないというのは、その宇宙が誤りの大きいものだからである。科学者の責任であると言ってしまえばそれまでであるが、作り上げた科学者がそれを改革できない実態が、宇宙にはあるようである。ということは責任は科学者だけではないということにもなりそうである。
 ただ、我々の地球文明はこれからどんどん機械宇宙へと進化し続けていくことになり、過去の過ちの中へ落ち込んでいく可能性がかなり高い。我々の側から手を打たなければ、誰も直してはくれない。そのためには古い宇宙科学を乗り越える新しい科学が必要であって、その新しい科学が今地球に芽生えかかっている。その芽をつぶさないように育て上げて行かなくてはならない。
 旧体制はその芽をやっきになって食いつぶそうとしている。最近の激しく変貌する悪性ウィルスは、廃墟に蔓延している機械妖怪の成れの果てなのである。彼らに食われずにどこまで変革を進めることができるか、それが問われている。
 
 
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