月曜日   第四世代の仕組み  
  P47 平成21年7月6日(月)  

   科学者の仕組みをこなすということは、かなり大変なことだという実感がある。どの仕組みでもやり遂げるということは大変だが、科学者の場合は、旧体制の根幹部分を構成しているため、余計に困難が伴うように思われる。
 神界コースの仕組みで取り組んでいたときも、科学者グループを正常化させることは大変な作業だった。だいたい身体そのものが自分本来のものではなく、機械化されてしまっているため、科学者自身が、自分の身体を自由に操ることができなくなってしまっている。それがまず第一難関であるが、それを乗り切ったとしても、頭脳が機械化されたものなので、そこを管理システムでコントロールされてしまう。
 仕組み側とすれば、無元の意志につながっている管理システムを押さえることによって、科学者ロボットの解放をはかるしか方法はないが、そこにも問題がある。科学者グループは、彼ら独自の管理システムを所有しており、その組織は宇宙を指導する特別の権利を、所有しているからである。
 仕組み側は宇宙全体を支配している管理システムと、宇宙を指導する科学者の管理システムの二重になっている管理システムを、打破しなければならなくなる。彼らは補完関係を保っているので、その両者を打破しなければ、ロボット群の解放をすることはできないのである。
 ときどきその両者が、主導権争いをして戦うことがあるが、だいたい科学者の管理システムの方が、最終的には負けてしまう。実力伯仲の感じはあるけれども、やはり彼らは研究者であって政治家ではない。宇宙を政治的に治める能力ということに関しては、宇宙の管理システムには及ばない、ということなのだろうと思われる。
 それはともかくとしても、宇宙を管理する機械組織というものは、膨大なものになってしまっており、発生の源そのものをも食い尽くして、支配下に収めてしまっている。そして科学者を中心に据えた、宇宙の管理体制を確立してしまっている。しかしその質が悪過ぎることもあって、それを正常化するか、解消しなければならない命題が、宇宙のまともなメンバーにはあるのである。
 魔的で堕落した機械体制下で、無限循環的な生命を生きさせられるのは、耐えられない。そうした思いを抱き続けて、宇宙浄化宇宙変革の困難な仕事に取り組んでいる、宇宙のメンバーもたくさんいる。しかし、宇宙革命を完成させるまでには至っていない。
 今地球人類の仕組みは、科学者を中心にした形で動いているが、今の地球人間の科学者だけでは、とてもこの課題はこなせない。なぜなら彼らは簡単に旧体制の科学組織に、組み込まれてしまうからである。それをどう正常化に向かわせるか、それが全仕組みメンバーの課題ともなってきている。
 
 
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