月曜日   第四世代の仕組み  
  P48 平成21年7月13日(月)  

   科学と自然の問題は、宇宙的には古い問題だけれども、我々現代の地球人類にとっては、まったく新しいこれからの問題である。宇宙的にはもはやどうにもならなくなってしまっている、そんな感じの問題であるが、これから新しい科学文明に入り込んでいく社会にとっては、悲喜こもごもの難しい課題である。
 人類が感覚的にとらえるイメージとしては、小説や映像で表現されているが、たいていの場合、悲惨なものか、悲劇的な感じのものになっている。機械文明に太刀打ちできない人類、自分たちが作り出す機械に負けてしまうイメージ、それは今後もっともっと明確で際どいものになっていくことだろう。
 宇宙ではとっくの昔にそうした世界が作り上げられてしまっており、それを動かすことができないまま、今日に至っている。しかし、それを何とかしようとする運動も確実に存在しており、それが仕組みと呼ばれるものとして動いているが、一般にはなかなかわからないものにされてしまっている。
 機械体制が自ら自分たちの世界を明け渡すはずはなく、そうした革命運動は大きな動きになる前に、体制サイドに取り込まれるか、一般の目には見えないところに隠されてしまう。それでもあきらめずに長い宇宙時間をかけて、世界を正常化しようと努力し続けている者達が、確実に存在している。
 我々の周りに存在している自然は、自然ではあっても、本当の自然ではない。見えない機械でコントロールされている自然なので、発達した科学を知らない我々は、それを本当の自然だと思ってしまう。我々の新科学文明は、それを新たにカバーするだけのことなのだが、それを何とか古いものとは違う、革命的な科学文明で変革しようという動きがあるのである。
 新体制の科学と旧体制の科学の間では、その激しい死闘が繰り広げられている。もちろん宇宙空間においてであるが、現在の地球世界でも、その戦いは始まっている。魔的な旧宇宙の科学を打ち破る努力は、自覚するしないにかかわらず、現段階の地球科学者の間でも進行中なのである。もちろんこのことの確認をすることは、一般的にはなかなか難しいし、関係のないことのように思われるであろう。
 しかし、我々は皆長い長い宇宙時間を共に生きてきている。そして潜在的には古い宇宙に嫌気がさしている。そうした者達が集まって、今の科学を作り替えようとしているのである。それを成功させるために、我々が何をするかが今問われている。
 
 
back next
 
e-mail:ksnd@mail.ksnd.co.jp
Copyright © 2009 Kousendou,Inc. All right reserved.