月曜日   仕組み革命  
  P6 平成21年10月5日(月)  

   仕組み革命というタイトルは、既に解説しておいたように、旧体制の仕組みから新体制の仕組みに戻ったことを意味している。それは新体制と旧体制の綱引きが行われているということであるが、その背景には宇宙ルールを無視するような、悪逆非道が行われているということでもある。戦いにルールも糞もあるものか、といってしまえばそれっきりではあるが。
 神の仕組みとか、宇宙の仕組み、あるいはさらにレベルの高い無元の仕組み、といった特殊な表現がなされると、そこには崇高な規律の元での働きがある、と思わされがちである。ところがプラスとマイナス、あるいは善と悪の戦いは、ルールや秩序を越えた所で行われている。
 当然と言えば当然のことであるが、それが宗教領域で取り上げられると、そこに倫理規定が導入されるせいか、とかくきれいごとで考えられがちである。そういう意味では、まだファンタジーの世界の方が、そうした戦いの構図に真実がある。ここらあたりの感覚に、まだ我々は慣れていないのかもしれない。
 仕組みで宇宙調整をさせられる場合、どうしてもそこに倫理観が入り、決まりや秩序を全面に押し出したくなる。もっとも新体制の場合は、善の世界を目指しているので、その部分は絶対的に譲れないわけであるが。しかし、旧体制は悪の世界なので、我々が目指す秩序正しい世界観など、どこにも持ち合わせていないのである。
 その部分をわきまえておかないと、ひどい目に合わされることになる。こんなことがあるはずがない、そんな勝手な幻想にとらわれて、こなせない者はそこで脱落してしまうことになる。我々の世界は、既に善の世界に入り込んだ宇宙であるので、決まりや秩序が前面に出される世界になっている。しかし、宇宙は過去に魔的に完成されてしまった世界なのである。
 そこの部分が一般には理解されていないので、誤った判断がなされることが多い。また我々の世界が善の世界に入り込んだといっても、まだ入ったばかりで、背景には完成、爛熟した悪の世界が厳然と存在しているのである。そうした領域に包囲された中で、正常化に向かおうとするエネルギー原則的な仕組みに寄りすがって、やっと七才になったばかりなのである。
 こんな世界で大手を振って善がまかり通れるわけがない。表では魔的な偽善が幅をきかせ、悪がまかり通る。そして真の善は物陰でおとなしく、周りに迷惑がかからないように、静かに、密やかに、悪に妥協しながら、辛い正を生き抜くしかない。まだまだこんな世界なのである。それでも仕組みは動き、善の世界は成長している。止まることは考えられない。
 
 
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