月曜日   仕組み革命  
  P37 平成22年6月14日(月)  

   旧体制の仕組みの対応をするために、総合先導役である佐田につけられた世界の仕組みの導師は、全員女性であった。しかも全員がノーベル賞の受賞者であるという驚異的な配置であった。もっともその内の二名はまだ生存しておられるので、その方に亡くなられたノーベル賞級の科学者がついて、仕組みの課題に取り組むという形にしてある。
 最初は全員が科学者ということであったが、具体的に調べてみると、お一方だけは平和賞の受賞者であられた。ベルタ・フォン・ズットナーという方で、女性で最初に平和賞を受賞された方とのことである。オーストリアの伯爵令嬢で小説家、そして急進的な平和主義者であられたとのこと。亡くなられた女性ノーベル賞受賞者が少ないため、優れた女性の代表として選ばれたとのことである。
 マリー・スクロドフスカ・キュリーさんと、マリア・ゲッパート=メイヤーさんのお二方は、以前老子組をバックアップしているところで紹介しておいた。最近は父神と母神が分離独立した形になったり、地球のみではなく、惑星調整、そして太陽と月のバランス調整、さらには宇宙を上り下りする激しい活動のために、それぞれがきちんとした対応にはなっていないように思われるが、本来は一組に二名ずつの対応がなされていたのではないかと思われる。しかし、イエス・キリストの問題とか、マイトレーヤの問題など、不確定要素がからんだため、結局その具体的な配置を確認することはできなかった。
 その他の方々を受賞順に紹介しておこう。女性で一番早いのはもちろんキュリー夫人、二度の受賞であるが、平和賞のズットナーさんは女性で二番目に早い、一九〇五年の受賞である。科学者としては、前出のメイヤーさんは五人目(キュリー夫人の二度目を除く)である。その間にイレーヌ・ジョリオ=キュリーさん、この方はマリー・キュリーさんの娘で、化学賞を受賞しておられる。フランスのパリ生まれであられる。
 もうお一方は、ゲルティー・テレサ・コリという方で、医学・生理学での受賞である。プラハ出身、ユダヤ系でアメリカの生化学者とのことである。資料によって受賞年に違いがあるが、メイヤーさんの後にはドロシー・クロウフット・ホジキンさんが入るようである。この方は化学賞の受賞者である。イギリスの方で、クロウフットは結婚前の旧姓であるとのことである。男性の所属物にならないように紹介させていただいた。  女性七番手はロサリン・サスマン・ヤローさんで、この方は医学・生理学賞の受賞であるが、まだ亡くなってはおられない。この方にロザリンド・エルシー・フランクリンという女性科学者がついておられる。この方はイギリス、ロンドンの出身であるが、ユダヤ系であったためか、女性蔑視のためか、男性にノーベル賞を盗まれたとのこと。医学・生理学部門である。
 八人目の方は、バーバラ・マクリントックさん、アメリカの生物学者で、一九八三年に医学・生理学賞を受賞しておられる。九番目がガートルード・ベル・エリオンという方で、同じくアメリカの生化学者・薬理学者で、医学・生理学での受賞であった。出身地や国名については、以前に紹介したものとは多少違いがあるようである。もっとも生存者に死者がつくという形では、妨害情報が絡みやすくなってしまうけれども。
 最後の方も生存者であられ、その方に死者の女性科学者がついておられる。リンダ・バックさんはアメリカシアトル生まれ、チェコ系のユダヤ人で、二〇〇四年にノーベル医学・生理学賞を受賞しておられるが、まだ生きておられる。この方にリーゼ・マイトナーというオーストリア、ウィーン出身の女性物理学者だった方がついておられる。この方もユダヤ系であられ、迫害を受けて共同研究者の男性に賞を持っていかれたとのことである。
 以上十名の方々が佐田の導師としてついてくださっている。世界の科学者の仕組みの担当ということであるが、男尊女卑の旧体制、というよりも旧体制は女性科学者が存在できない世界である。ダッチドール化される女性の復権更生をはかる意味での、特別調整であるように思われる。しかし、選ばれてからここまでの間の艱難辛苦は、我々の想像を絶するものであったことは間違いない。おぞましくてくわしく書くことが出来ないほどのものである。
 
 
back next
 
e-mail:ksnd@mail.ksnd.co.jp
Copyright © 2010 Kousendou,Inc. All right reserved.