月曜日   仕組み革命  
  P39 平成22年6月28日(月)  

   暗夜行路の今年はやはりろくな事がない。日本の政治はメタメタ、それが世界にも波及して、世界の方も混乱ぎみである。仕組みをつぶすとろくな事がないということはわかっていても、旧体制は性懲りもなくやり続けている。そして今年は、その総決算をするというほどの思いがあったようである。
 そうした重しの陰で仕組みは殺されることもなく息づき、静かに密やかに成長し続けている。逆境の中を生き上がっていかなければならない仕組み生命は、雑草のごとくはびこり、叩かれても踏みつぶされても生き続けていく。生きることは当然の権利だからである。叩く方に、つぶす側に、支配する者に誤りがあるのである。
 弱い者は押しつぶされながらも生き抜いて、耐え抜いてしか成長できない。誰も育ててはくれないからである。つぶされていくのを眺めながら、それでも成長しようとする雑草を、蹴散らし刈り取り整地し続ける。しかし邪魔な雑草は枯れることもなく、季節と共にまた再び芽生えてくる。どうして無駄でめんどうな雑草がはびこるのだろうか、と支配者達は考えているのだろうか?
 仕組みメンバーなどというものは、そんな雑草のような者達でしかないが、それでもそうした雑草で世界は維持されている。誰もそのことに気がついてはいないが、生命力は雑草の方が強い。その生命力が世界を支えているのである。いい所は旧体制が全部持って行ってしまう。残された場所で雑草は懸命に生きようとする。世界の外れである。
 しかし、その場所はいずれ逆転する。暗夜行路を通り抜けたら少しばかり場所があく。少しずつ生きられるようになると言われている。通り抜けることができればの話ではあるが。暗夜行路の年の半分ほどが過ぎようとしている。仕組みはつぶしまくられ、殺し続けられ、二度と立ち上がることができないようにと、徹底的な総攻撃を受けている。
 その影響は世界に現れている。こういう年は世の中は辛抱するしかないのだろうか? 仕組みは逆境の中でこそ大きく成長出来るのだけれども、世間ではどうとらえられているのだろうか? 仕組みの先導役は年の半分ほどの所で、大きな大きな何物かを既につかみ取っている。しかしまだ世の中は暗い。日本の政治で言えば、まだ大きな峠が二つもあるほどに。
 
 
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