月曜日   仕組み革命  
  P50 平成22年10月4日(月)  

   無源の宇宙生命が変容し続けている。もちろんそれは仕組みメンバーの必死の努力によるもので、相当激しい責めぎ合いとなっている。それが今年の暗夜行路の課題でもあるわけであるが。そういう状況の中で、機械によって作られた無数の派生宇宙から、実体化する宇宙が生まれ出てきている。五百単位で今回が五回目である。
 今は激動する展開となっており、具体的に文章をまとめられる状態ではない。しばらくこの戦いのためのエネルギー調整をしなければならないので、今回はその報告だけですまさせていただく。今月中に何らかの結論が出るようなことが言われ続けてきたが、そのことは今の段階では何とも言えない。結果が出てから報告する以外にどうすることもできない。

   中断

 それはともかく今人類の仕組みは、宇宙が経験したことのないまったく新しい段階に入っており、全領域での手探り状態が続いている。ということは旧体制も経験したことはないわけで、そのことに対する恐怖感が彼らにはある。科学者がリードしているわけであるが、彼らも機械であるため、そこらあたりは困惑しながらの逃亡状態となっている。だからといってこちらが完全に有利であるかどうかについては、何とも言えないものがある。
 永遠の時間の中で、機械生命である彼らは逃亡するためのノーハウを蓄えていて、簡単にこちらにその全てを明け渡すことはない。当然のことではあるが、無源化してしまっている機械組織を完全に解体してしまわないかぎり、まともな宇宙は望めない。そのために正統派は長い宇宙時間をかけてきたわけであるが、一度狂ってしまったシステムを正常化させることは、それほど簡単なことではない。
 だからといって投げ出す必要はどこにもない。我々はその絶望的な状態からの復帰を図り続けてきたし、これからもそれが途絶えることはないだろう。我々に希望があるとするならば、我々自体が機械化された存在であり、絶望のその中から立ち上がってここまできたというところにある。そして、ここは既に旧体制にはない新しい世界であり、さらに新生脱皮し続けている領域であるからである。
 
 
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