月曜日   仕組み革命  
  P52 平成22年10月25日(月)  

   仕組みは今年の暗夜行路の闇をやっと抜け出し始めているが、その背景にはまだ黒いエネルギーが満ちあふれている。それは一見暗夜行路の闇のようではあるが、魔神の管理システムのものである。旧体制の代表部には常に魔神の管理システムが隠れていて、折に触れてそれが背後操作を仕掛けてくる。
 今回は旧体制の側で長い間攻撃を続けてきていたので、それが今年の暗夜行路の仕組み潰しの設定であると考えていた。もちろんそれが一つの特徴ではあったのだろうが、それだけではない別の面があることがはっきりしてきた。魔神体制の仕組みがそこに重ねられているということである。
 宇宙にはシステムとして三つの体制がある。正しい体制、魔神体制、機械体制の三つである。旧体制の場合は、ゴミ捨て場を中心にした機械組織が支配体制を確立しているため、三つの体制は全部機械化されている。したがって機械があってはならない正しい体制や魔神体制も、隠された管理システムによって運営されてしまっている。
 新体制の場合はその誤りを正す革命体制であるが、無源の意志が機械を捨てないので、なかなか純度の高い宇宙を構築することができない。宇宙の正しい形は、三つの体制がはっきりと区別されていなくてはならない。つまり機械は正しい体制や魔神体制の宇宙には、あってはならないものなのである。
 正しい体制とは、衣類や道具の一つすらない、純度の高い自然と素っ裸の表現体で成り立つ世界である。魔神体制は欲望の追求が許される宇宙で、エネルギーの純度が当然濁っている。そして白と黒の二つの世界に分かれて運営される。つまり白魔神と黒魔神の世界は裏表の背中合わせとなって、別々に運営されることになる。プラスとマイナスのエネルギーが同居できなくなって、分裂してしまうからである。
 魔神体制の世界では、木製品の道具や簡単な衣類が導入されている。つまり死者の存在が同居し始める世界なのである。善と悪がはっきりと分離され、黒魔神界では魔的な悪が公然と追求されるが、白魔神界ではそれは許されない。あくまでも正しい世界が追求されるのであるが、エネルギーが歪んでいるため、それは偽善にしかならない。
 機械体制の場合は当然高度な機械文明世界となってくる。バラエティに富んだ華やかな世界ではあるが、文明が進み過ぎると、機械がすべてを支配することとなり、神や人間は元より、宇宙世界そのものすらもが機械によって生み出され、作り出されてしまうことになる。
 そうなるともはや表現体に自由はなく、すべてが機械に操られる人形とならざるをえない。この世界は表現体にとっては絶望的なものとならざるをえないが、無源の意志が機械遊びを好む背景があるため、この体制が定着してしまった状態となっている。機械は死者というより廃液廃材によって作り出されることになるので、宇宙のベースは廃墟のゴミ捨て場とならざるをえない。
 それを正常化しようとするのが新体制の仕組み革命であるが、それは容易なことで達成できる仕事ではない。なぜなら宇宙は創造段階での誤りが非常に多く、それが長々と繰り返されてきているので、簡単にそれを正すことが出来ないからである。それでも正常化しようとするエネルギー原則的な流れは、もはや止めることができない強いものとなっている。
 それはそれとして、現段階の仕組みの背景に魔神体制の仕組みが混入していることに、仕組みメンバーは注意しておかなくてはならない。現在の地球人類世界は機械文明化してはいるが、とりあえずは正しい秩序で運営されるのが原則である。機械体制は四面の世界で成り立っており、善悪の表の世界に対して、機械による虚在界が作り出される形になっている。そのため世界秩序は複雑な価値観が混在することとなって、混乱することも多くなる。
 宇宙の正常化を目指す現在の仕組みの中に、魔神体制の仕組みが混入することは、非常に危険な事である。そこらあたりの背景を理解して、慎重に対応していかなければ、取り返しのつかないことになってしまう。魔神や魔神界の管理システムは必ずしも悪いものではないが、体制の違うものなので、対応を間違えると仕組みそのものが破壊されて、再起不能になってしまう危険がある。
 
 
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