月曜日   仕組み革命  
  P54 平成22年11月8日(月)  

   仕組みは新しい段階に進み始めている。旧体制のゴミ捨て場管理システムによる支配体制は、コピーやイミテーション、ダミーといったおびただしい派生宇宙や、色地獄三派を中心にした堕落世界を作り出していた。それらの大掃除をすることが仕組みと言ってもいいほどに。
 今年の暗夜行路の闇は、仕組み潰しのために魔神体制や堕落妖怪組織を使っていた。その試練をほぼ乗り越えかかっているここに来て、新たな展望が開け始めている。新体制の先頭宇宙では、今までの大掃除で七割り方が取り払われていたが、今年の試練を乗り越えかかって今、残りの三割の派生ゴミの処理が出来るようになり始めている。
 宇宙全領域から見ればまだ三分の一ほどでしかないようであるが、仕組みの中心基地である太陽系の宇宙では、最上界以下の宇宙機構にまで浄化が進んできた。この領域が終わると後は基本宇宙、そして太陽系が所属する我々の宇宙が残るのみとなる。後続の宇宙の場合は、段階ごとに派生宇宙が残ったままであるが、先頭集団のみがそれぞれの宇宙の五パーセントを残すのみとなってきているのである。
 そのことの危機感が今年の暗夜行路となっていて、ここで潰せなければ仕組みの総合先導役を潰すことは出来ないということで、旧体制決死の覚悟で取り組まれていたものであった。それをほぼ乗り越えたところで、新しい展開が始まっているのである。しかしだからと言ってこれから安穏に暮らせるというものではない。むしろそれは逆であって、これからはさらに厳しい課題が押し寄せて来ることになるに違いない。
 何故なら宇宙の全領域から見ると、新体制化している宇宙はまだ半分を超えたところでしかなく、やっと後半の浄化活動が始まるからである。暗夜行路は半分を超える境界線を暗示していたとも言えるのである。残りの半分はまだ廃墟から呼び戻されただけのヘドロ状態で、これから少しずつ起き上がってくることになる。そして旧体制はそちらに本拠地を置いているわけで、これからが本番といってもいい状態である。
 
 
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