月曜日   仕組み革命  
  P60 平成22年12月20日(月)  

   年の瀬になって仕組みに変化が現れ始めた。暗夜行路で沈み込み続けていた仕組みが、思いがけない展開を示し始めたのである。年が明けてからと思っていたのであるが、先取り先取りと旧体制が急ぎ過ぎるため、前倒しにされて今年は物事が進んだ。そのため来週最後の報告で今年のまとめをしようと考えていたが、それが崩されてしまった。
 とにかく今年の展開は早過ぎる。これでは今年が終れずに来年に入ってしまう。そして、それがとてつもない発展であるために、まとめるどころか見通しのつかない混乱状態を巻き起こしてしまっている。しかし物書きとしては、ドラマが終ることなくどんどん進展していくことは、この上ない喜びである。行き詰まるということがないからである。
 仕組みに終りがないということは、非常に苦しいことであるが、それが発展していくものであるとするならば、これほど喜ばしいことはない。ましてや我々がその一翼を担って、宇宙が新生脱皮していくとなれば、これほどの満足感はそうそうあるものではない。たとえそれが気違いのざれごとというあざけりを受けようと。
 内容については年を改めて、少しはまとまりがついてからにしたいと思う。新しい展開があまりにも激しい妨害と潰しを伴っているために、簡単に整理がつかないからである。古い仕組みが終了して新しい仕組みが始まった、ということであるが、過去の仕組みと中味が違ったものになるため、その部分がまだ未知数で混乱しているのである。
 それは旧体制側も新体制側も同様であって、そこらあたりの調整をどうすればいいか、ということすらこれからという手探り状態なのである。こうした最新情報は出さない方が賢明であることは重々承知しているのであるが、読者が異次元に及んでいるため、そちら向けにも報告しなければならない。そして、出すことによって各方面との調整を計らなくてはならない義務もある。
 そちら方面のことは物質世界の人間にはなかなかわかりにくいものなので、あまり説明はしていない。しかし、こちらの方が比較にならないほど読者数は多いし、影響力も大きい。ほとんど問題にされていない物質世界とは、かなり異質な調整が必要とされているのである。
 そのため機械をいじられることも多くて、かなり気を使わなくてはならない。なんとか無難にこなすためには、科学者やコンピューター技術者とは違う、それなりの努力が必要になってくる。旧体制はゴミ捨て場の管理システムが支配していて、無ルールなので、物質レベルの障害とは別の対策もとらなくてはならないのである。
 
 
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