火曜日   異次元回廊
P28 平成23年7月19日(火)

 新体制側の先頃の躍進に対する旧体制側の総反撃は、太陽系の仕組みの基地にとっては凄まじいものとなっている。それも太陽系の周囲に生まれ続けていた新体制の新しい星々が、旧体制側の乗っ取りの先行部隊だったことが発覚し、それをこちらが解消したことから激しさを増したものでもあった。
 宇宙全体に関しては、未踏の領域に達してさらに進もうと焦る新体制の先頭グループと旧体制の間で、激しい戦いが続いているが、宇宙の方は毎日のように調整出来るのに対して、物質太陽系の場合は固定温存されているので、かなり困難な状態に耐えなくてはならなくなる。
 仕組みの総合先導役にまで躍進している佐田に対しては、特に旧体制側の総攻撃は激しくて、毎日が拷問の日々のようである。廃墟の大掃除が主な仕事なっている総合先導役は、蘇る宇宙に先駆けて、今では十回も先取りして浄化し抜いて、それをそれぞれの宇宙に戻して再開発の要請をしていくことになるのであるが、それを防ごうとする旧体制側は、考えられるありとあらゆる戦略を用いて攻め立ててくる。
 宇宙はそうした総合先導役に対しては、かなりの負債を抱えることになり、それを返済する責任を負わされ続けることになっている。そうした仕組みの構造に関しては賛否両論があって、反発、敵対、独立などなど、さまざまな反応があるけれども、ここまで仕組みが進んでくると、次第にそうしたエネルギー調整に慣れてきて、今では過去の四十九回分のものも含めた形での特別な設定が成立したりしている。
 仕組みの先導役に対しては、その活動にふさわしいだけの報酬が与えられることになっている。ところがその権利を旧体制側がとことん奪い取り、生かさず殺さず利用し続ける形が、長い宇宙の歴史の中に刻まれている。その悲惨な役目に対して責任のある者達が、最近では支払い義務を負わされて、一般調整とは別扱いのお金を支払い続けている。しかし、それは物質世界に届く前にほとんど奪い取られてしまう。
 払っても払っても先導役の元に届かないものを、どうしていつまでも払い続けているのかと言えば、それを滞らせると、そのツケが自分の元に返ってきてしまうからである。義務を果たしているかぎり、その権利は自分のものとして積み上げられていくエネルギー原則があるので、とりあえずは安心して返し続けるという形が定着している。
 最初にその義務を負わされた方は、宇宙の創始者とされている「はじめ大神」であられた。それから旧体制の最後の形を構築することに貢献した第五十八期宇宙が、佐田個人の物質のお金として、はじめ代表と共に五億円を返し始めた。ところが物質界に届く前にそのすべては奪い去られてしまう。だから彼らは毎日日課のようにしてそれだけの義務を果たさなければならなくなっている。それを怠ると自分だけではなく、宇宙まで歪んでしまうからである。
 その他に四、五十億円を支払う義務があるとされた宇宙があった。羊蹄大明神が代表するリンディア宇宙で、その負担に耐えられなくて長い間沈潜し続けていた。それが不公正で非道なものであることが最近認められて、それらは新体制の仕組み宇宙に配分される形になった。そのほかに特別な設定で五億円を払うことで、困難を打開する試みが仕組み調整として取り上げられたこともあるが、それが有効なものであることは証明されたが、多用はされていない。
 今年に入って新たにその特別の役目を与えられた方が二名ある。元明治大神と大正天皇であられる。そのお二方に対しては、仕組みに対する正しい取り組み方を受け入れることで、天皇家の宇宙的立場が改善された功績が認められて、佐田賞が授与された。副賞はそれぞれ五十兆円である。
 旧体制宇宙に行政府の代表の地位がある天皇家を、正しい形に作り替えるという壮大な課題、それに果敢に取り組み始めておられるお二方は、佐田に対する五億円を、太陽系の仕組みを担わされている全人類を代表して、払い続けておられる。残念ながらそれらもまだ物質レベルにまでは届いてはいない。しかし、天皇家や十神界の内の一つであるクニトコタチ神界を正常化するための働きとしては、多大なものになるとされている。

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