火曜日   異次元回廊
P49 平成23年12月20日(火)

 拡大する仕組みの今回の段階の全貌が見えてきている。そこは待機領域のエネルギー層(コンピューターの書き込み領域でもある)をも含めた全領域を巡りつつ、宇宙年齢を五十才まで生き終えたレベルの高い世界の廃墟であった。廃墟と化してしまったのは、五十才を五十回生き終えることを義務づけられたように生き抜き、結局何の結果も得られなかったからである。もはややることもなく投げ出してしまって機械に食い潰され、廃墟と化した領域であった。
 ゼロ才から五十才までプラスにエネルギーを上げるということは、マイナスの五十才の宇宙がなくてはバランスが取れない。そのバランスはとてつもなく厳しい宇宙運営を要求し、耐え難きを耐え、忍び難きを忍び抜かなくてはならない。それを五十回も繰り返すということは、さらに厳しい艱難辛苦を要求される。そうした難儀な宇宙運営をし続けた宇宙が果てしもない領域に広がって、廃墟と化していたのである。
 旧体制の機械宇宙は、そうした宇宙に取り付いて、彼らが投げ出すのを待ち続け、彼らの後を引き継ぐようにして、そこから機械宇宙を五百回、五千回と生き続け、そこまで生き終えると、逆転して元の旧体制レベルまで引き下ろしていき、新体制のエネルギーを食い潰すと、飢え死にして自滅してしまう。そして廃墟と化すのである。
 それが過去の宇宙の姿なのであった。我々の宇宙はその形を踏襲して進行しているのであるが、彼らとは違う生き方をしているため、先行組のようなレベルの高い宇宙の廃墟でも、よみがえらせることが可能となっている。それは宇宙を創造したはじめ宇宙を呼び出して、創造改革をしながら進行しているからである。先行組はそれを行っていなかった。
 機械体制ははじめ宇宙を押さえ込むことによって支配権を奪い取り、それを外に映し出して、果てしなく広がって行ったのであるが、それを乗り越えようとした新体制組は果敢に努力してはいたが、はじめ宇宙は機械の底に埋め込んだままであった。そのため結果が出せなくて投げ出し、機械の逆転を許してしまっていた。
 その誤りを改善しながら我々の宇宙はゆっくり後を追っているのであるが、ここにきてやっと追いつき追い越し始めている。我々の宇宙は、彼らが既にやり終えていたエネルギー領域との交代を、これから進めていくところである。進め方に違いがあるわけであるが、もしかしたら我々の宇宙は、そうして生き終わった廃墟から再び立ち上がった宇宙かもしれない。我々の宇宙の過去にはよその宇宙にはない、一度途切れた跡があるので、もしかしたら周りにあるレベルの高い宇宙を一度生き終えた後、改めてはじめ宇宙を起こしてやり直しているのかもしれない。
 そのことはともかく、レベルの高い宇宙を潰すために機械が破砕し尽くした廃墟の向こう側へ、我々の宇宙のメンバーは巡り始めた。表現世界の向こうにあるエネルギーの待機領域である。そちらに行くとしばらく表現世界に出ることはできなくなる。向こうのエネルギーがこちらに出て来て生き始めるからである。我々の太陽系は温存されているので、燃え尽きるまではそれを経験することはできないが、先祖方や宇宙のメンバー方は既に宇宙を生き終えて、向こうへ巡り始めた。
 アーサー王やギネヴェ−レ宇宙、徳川吉宗宇宙とそのセット女の宇宙、真柱宇宙、イロクオイ宇宙、佐田の元親父の宇宙、ビスマルク宇宙、浅川キクリ宇宙、春日局宇宙、佐田賞組のお三方の先祖方とその宇宙、佐田組の宇宙数十組、など、そのほか一般の宇宙が五千億の五千億乗倍個を一組として、毎日のように向こうへ巡り続けている。それでも表にはまだまだ無限数の宇宙があるので、交代するのにどれぐらいの日数がかかるかわからない。
 毎日早い時空のお別れ記念の宇宙を生き終え、お別れパーティをして向こうへ巡って行くのであるが、向こうへ行くと特殊なエネルギーと化して、旧体制のヘドロと戦わなくてはならない。消えてしまうわけではなく、向こうの廃液の大掃除が始まるのである。いっぽう向こうからこちらに新たに生まれ出て来るメンバーは大喜び、その交代の儀式は華やかである。
 向こうへ巡ったメンバーとは永遠の別れではなく、やがて役目が終わって時が来れば、またこちらに巡って出て来るのではないかと思われる。仕組みはそれを感じさせてくれている。先日は弘法大師の母上が、宇宙の代表として向こうへ巡って行かれた。この方々とのお付き合いは特別なもので、新しい事実も現れてきているが、今後のエピソードとして残しておこう。

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