火曜日   異次元回廊
P58 平成24年2月28日(火)

 先日久しぶりに秩父に出掛けて面白い体験をしてきた。天皇家がらみのクニトコタチ神行、ヒツジヒメ神行の調整が目的の出張であったが、その仕事とは違う展開になっていった興味深いものであった。目的地は秩父神社だったが、そちらに行く気にはならなかった。というのもその地域は異次元回廊の主役である、佐田組の元子神達の本拠地のような所だったからである。
 特にゴロンタは秩父神社のご祭神の変化のような雷神で、そちらが本拠地だったし、三峰の妙法が岳の麓には元若薬師の拠点があり、子神達は一期の仕組みが終わるまでは、そちらでお世話になっていた。筆者にとっても懐かしい場所で、当時は折に触れて出掛けたものだった。第二期になってからはまったくといっていいほどのご無沙汰で、ほんとうに久しぶりのご参拝であった。
 ところが肝心の秩父神社には行き着けなかった。その地域のかってのメンバーが筆者を大歓迎してくれたからで、元の若薬師(元の太陽系の宇宙の主)や、元々の子神達が寄って来たからだった。もちろん彼らはもう以前の彼らではないし、広い宇宙のあちこちに散らばっていて、今では一堂に会することはほとんどない状態になっている。その彼らのほとんどが集まってきたからだった。
 春まっさかりのようないい天気になったし(明くる日は雪になったが)、地元の異次元も大歓迎してくれたので、天皇家がらみの仕事など二の次となってしまって、久しぶりに開く同窓会のような感じになったのだった。
 そこで問題になったのは、秩父神社に封じ込められている老大主のことで、その分身のようなゴロンタの不甲斐なさであった。だいたい男組は女組に比べてほとんど見るべきものがないので、いったいどうなっているんだといつも不思議に思っていたのであるが、その時もそうしたことが問題になったのだった。
 老大主という方は潰され方がひどいせいもあって、立ち上がれないばかりか、仕組み潰しに使われてしまわれる。それを立て直さなければならない分身分体は、神にも人間にもたくさんある。たくさんあるということは、それだけバラされ方がひどいということであって、少々の実力ではとてもではないが旧体制に太刀打ちできない。有能だったゴロンタもその例で、独立宇宙の代表格で迎えられている今でも、全体的には見るべきものがない。
 老大主大神のセット女であられる老大主婦神は、先頃ハナビスメ大神としてスセリヒメ神行を完成されたばかりであるにもかかわらず、科学者の仕組みが峠に差し掛かって来た今では、また潰れ形になってしまわれて、それがイザナギ、イザナミ神行のさわりになってしまっている。そうしたからみも含めて、ゴロンタに婦神とのセット調整をしてみるようにすすめたところ、素直に取り組んでくれて、それが今かなりの効果をあげているとのこと。ゴロンタは以前からパク(サヨリツヒメ)ばかりを気にしていて、老大主やその婦神のことなどほとんど眼中にない感じだった。一体どういうことなのかと今回そこらあたりを探ってみると、パクの元半身(反身)には混ぜゴミにされた婦神がセットされていたらしい、ということが判明した。
 そうした形がある場合、旧体制はそうした型をはめ込んでくるので、いつまでもそこから抜け出せない状態にされてしまう。老大主組が正常化しないかぎり、あるいは太陽系がほどけるまではそうした形を解消することができないので、そこから抜け出すためには不断の努力が必要になってくる。その努力ができなくて結局機械に負けてしまうわけであるが、負ければ元の木阿弥の廃墟体制が続いてしまう。
 それを解消しようとしているのが佐田組なのであるが、今回は久しぶりに秩父へ皆が寄って来たので、面白い動きが出ることになった。そのほかにも役小角とカツ(カサラギヒメ)やリン(ヤマトヒメの分身)などに、今現在激しい動きが出ているのであるが、それはまた今度の事としておこう。

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