火曜日   異次元回廊
P65 平成24年4月24日(火)

 世界の古代神話時代の神々には、地域によって様々な形や内容の違いがあるが、体系立てられたものには類型がある。比較神話学にはそこらあたりのことが分類されているわけであるが、仕組み的に見ると、また違った捉え方がある。
 ギリシャ・ローマ神話はエジプトやバビロニアとも混合する部分がある。中国神話の場合は埋められて消されているのではっきりしないが、盤古神話を基盤にすると、道教に集大成されている背景をうかがうことができる部分がある。中南米の神話の場合はケツァルコアトルを中心にすると、体系立てられる構造があることがわかってくる。
 そこには太陽系の宇宙とは違う、外の宇宙で仕組みを成功させたグループが、現代の仕組みの中心基地である太陽系に降ろされて、過去からの宇宙の調整をしようとしている背景がある。ウラノス、ガイアとクロノス、そしてゼウスへと進化するギリシャ・ローマ神話組は、過去に宇宙全体を二回半ほど仕組みで調整したグループ、盤古組は二回成功させたグループ、そしてケツァルコアトル組も二回成功させたグループである。一度成功させたグループはその他にたくさんあるが、そうしたグループは皆古い過去の宇宙のメンバーであって、現段階ではそのほとんどが、宇宙を支配している機械体制の犠牲になって潰れた形となっている。
 我々の太陽系の宇宙では、全体を仕組みで整理したグループは、老大主組と老大神組の二組が過去にあるが、この二組は一度成功しただけで潰れている。潰れていると言っても、機械体制の中核を形成する形で祭り上げられるので、神話や伝説からはその実体は明確なものとしてはわからない。
 モーゼスやイエスキリストやプラトンが、潰された機械人形だとは誰にもわからない。仕組み的に見れば、ククルカンや釈迦や老子といった人類の先哲も、潰されて機械体制で祭り上げられている。宇宙の早い段階で機械化してしまった宇宙では、それを正しい形に切り替えようとするエネルギーがあり、それを仕組みと呼んでいるけれども。宇宙を支配している機械組織は、そのエネルギーを奪い取って宇宙運営をする。その代わり実力のある者を機械人形として祭り上げて使う。
 一度や二度成功しても、完全に宇宙を切り替えることができないのは、廃墟化した機械ヘドロが残ってしまうからである。宇宙の発生の源までも食い潰してしまった機械は、そのエネルギーをもコントロールしてしまうのである。その誤りを正そうとして、神々や人間達が延々と営々と働き続けている。しかし、宇宙を完全に正しい形に切り替えることができないでいる。
 現段階の人類の仕組みでも、そうした神々や先祖方の分身分体がいて、彼らはその課題をこなしきれずに難儀している。たとえばケツァルコアトルの分身組をククルカン組だとすると、その分体が現時点での人間として存在している形がある。それは現地系であることがもちろん多いわけであるが、問題はその流れを受け継いでいるのが、仏教開祖の釈迦グループにもあるという難しさである。そして、それがさらに日本にまでも流れ込んでいるという現実があるとしたら、これはとてもではないが理解出来ないし、その仕組みの全貌などわかるはずもない。
 ギリシャ・ローマ神話が霊界のキリスト教に引き継がれていき、中南米の神話が仏界の仏教に引き継がれていることをどう考えるか、そして中国神話はどこに引き継がれていくことになるのか、そこらあたりの分析が急がれるのであるが、その問題は容易なことで解明できる課題ではない。なぜなら元々の神話グループが機械体制に完全に潰されて、旧体制でうごめくからである。
 間にある分身の先祖方に、過去の彼らの潰れた仕組みの調整をお願いしているところであるが、我々物資人間世界に仕組み現場はあって、我々生きている人間がこなさなくてはならないのが、本来の仕組みというものである。各界各コースのメンバー方はそのことの自覚を深めて、真の仕組みに取り組んでほしいのであるが、それがまたとてつもなく難しい。仕組み潰しのために機械に使われてしまうからである。

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