火曜日   異次元回廊
P111 平成25年4月2日(火)

 先日佐田賞をさしあげた白隠禅師は、臨済禅宗復興の祖と呼ばれてその名も高い方であるが、ここにきて大きな変化が起こっている。釈迦の衣鉢を女神迦葉(カショコ仏界大神)が受け継ぐことになってから、異次元仏界が激動する展開となっており、そのあおりを受けるようにして白隠禅師にも変化が現れた。
 白隠禅師はカショコ仏界神行をいち早く受け入れて、協力態勢を取られた。仏界ハゲと佐田が馬鹿にする仏賢者の道から、仏界神の正統な進化の道筋へと、まっ先に切り替えて行かれたのであった。髪を伸ばし大黒天となられて。
 日本仏教の教祖方は、仏界七合目の阿羅漢にしかなれないということは、以前に「公武合体第二幕」の中で解説しておいたはずである。それは日本に真の仕組みがあったからで、日本の宗教界では、その道筋に乗って課題をこなさなければならない、という暗黙の約束事があるように思われる。だから仏や如来という妖怪賢者になる道は閉ざされている。
 残念ながらこのことが理解できている方々はおられなくて、結局仕組みの総合先導役である佐田が、現時点まで仕組みを推し進めて初めてそのことが現れ出たというのが、正確なところではあるまいか。前回の仕組みから今回の仕組みに移行していく過程で、そのことは埋もれてしまって、新たに掘り起こさなければ見えてこない、そんな現実があったということなのだろう。
 日本には仏や如来と呼ばれる先祖方はおられず、そのレベルに到達された仏教人は、聖徳太子くらいだと言われていた。太子も仏にはなっておられないので、日本には仏や別名の如来になった方はおられないことになる。信じ難いことではあるが、偽物はいても本物は皆無ということのようである。
 仏教改革が日本で始められる計画になっていたと思われるのは、迦葉仏が群馬県の迦葉山から出現されたことでも検証できるが、迦葉仏が元は女性であり、女性として仏教を立て直さなければ真の仏教再興は成らないということが、ここにきて証明され始めている。女は男に生まれ変わらなければ成仏できない、というのは妖怪仏のことであって、真の進化、真の悟りではないということが、女性が復権し始めている現代で、仏教再興の形で確認されようとしている。
 ちなみに如来は仏の別名とされているけれども、その文字の違い、表現の違いはどこにあるのだろうか? このことが最近になってやっとわかってきた。如来とは、女が男に変化して仏になった姿であるということが。しかし、それは機械生命体である仏界のロボット科学者(仏賢者)であって、本来の自然のエネルギーに満ちあふれた真の表現体ではない。仏界の真の道筋は仏コースではなく、仏界神コースでなくてはならないのである。
 白隠禅師は日本の仏教開祖教祖の中で、まっ先にその道筋に切り替えて行かれた方であった。佐田賞受賞以降の白隠禅師には、もっと大きくて興味深い問題があり、宇宙をからめた仕組み上の参考になる出来事もあって、そのことを書きたかったのであるが、前段階で終ってしまった。いずれ時を改めて紹介することにしよう。

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