火曜日   異次元回廊
P113 平成25年4月16日(火)

 公武合体第二部(異次元革命)の巡回行は最終段階に入って、現在のところ四十四回目まで進んでいる。五十回で終わるので、残りは六回となるわけであるが、その間に一月ほどの寝サイクルの休みが入るので、完了するのは早くて五月の末、普通に取り組んで六月の半ばという、予定どおりの結末を迎えることになる。そのことはともかく、仕組みで調整され始めた天皇家のことに、ここで少し触れておきたいと思う。
 四十一回目に入ったとき、アーサー王組が突然入ってきて、行政府の仕組みを日本から世界へと引き継いでいく、という驚くべき展開となっていったが、そのことはともかく、日本の天皇家でも非常に興味深い変化が起こっていた。それは物質現場でも異次元でも進行していたのであるが、特に最後まで旧体制側にとどまっておられた昭和天皇ご夫妻に、仕組み的な動きが出たのであった。
 太平洋戦争における戦争責任者としての立場がおありになる昭和天皇は、ご夫婦で靖国神社に今もおられるのであるが、今までは世界を支配しようとした旧体制の背後操作をどうしても振り払うことがお出来になれず、長い間苦しんでおられた。特に元皇后は病気になって死ぬ思いを続けておられた。
 公武合体の仕組み的な正常化が進むなか、お二人だけが残り続けておられ、どう説得しても古い立場のままで居座り続けようとされるので、こちらも困っていたのであるが、巡回行が四十回を過ぎたところで変化が起こったのであった。昭和天皇が仏界レベルでの天皇家の仕組みの役目に、とうとう目覚められたのであった。以前にもそのことは試験的に受け入れられたことがあって、その時には仕組みが正常化する動きもあったと記憶しているが、全体的にはまだまだ整ってはいなかったので、いつの間にかまた元の木阿弥状態になってしまわれていた。
 宇宙の行政府の顔である天皇家には、旧体制的に特別な神界の地位が与えられていて、その地位に甘んじてこられたのが、今までの天皇家であった。それは大和の天皇家も現天皇家も同じであったが、大きな大きな宇宙の仕組みの流れのなかで、とうとう我々の宇宙である元宇宙の天皇家が、行政府としての課題をこなす形になったのであった。それは仕組みを担当しているメンバーにとっては、何ものにも代えがたい喜びであった。
 天皇家には特別の神界の地位があることにはなっているが、それは残念ながら旧体制的なものでしかなく、新体制の正しい宇宙から見ると、機械妖怪的な神界でしかないのである。しかし、それを仕組みで正常化することが出来れば、正しい宇宙の正しい神界へ変革することが可能となる。その正常化を推し進めようとする試みが、公武合体第二幕の仕組みの課題なのである。その課題は明治天皇の元宇宙的な正常化のみではなく、世代ごとに神界の立場、仏界の立場、霊界の立場、そして現在の幽冥界(潰れた科学者)の立場、さらには未来の冥界(潰れた神界)の立場、そうしたそれぞれの仕組み上の行政府としての立場があって、それをこなさなくてはならないのが天皇家の義務ということになっている。
 仕組みは今、とてつもない膨大な領域の廃墟の大掃除をしながら進んでいるが、現段階の第七台のレベルでは、旧体制の宇宙の行政府は魔神のヒツジヒメ神界の色地獄宇宙が中心となっており、それを正常化することは至難の技とされている。そうした困難な状況のなかで天皇家が仕組みに目覚められたことは、仕組みにとっては大変な吉報であった。
 そこからまたさらに仕組みは大きく発展したのであるが、仕組みが成功するためにはまだまだ乗り越えなければならない課題があり、大峠がたくさんある。それらの一つ一つを丁寧にこなしていかなければならないが、十神界が同時進行していく現代の仕組みのなかで、縮図日本の二つの神界、つまりクニトコタチ神界とヒツジヒメ神界が正常化したことは、我々日本人としてはこの上ない喜びと言わなくてはならない。
 もっとも天皇家を取り巻く周辺の場合は、まだ四割が未解決、一般レベルでは六割が依然として旧体制的であって、まだまだ安定してはいない。それが今後の課題として残されているが、そちらの方も五十回で一応の調整は出来ると思われる。もちろんそれですべてが終わるというわけではないけれども。

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