月〜金曜日   一息入れて2
P2 平成25年3月18日(月)〜

 両者とも色地獄小説の内容を補強させていただくことができるような例であるが、ともかく科学者が作り上げたこの宇宙はおぞましい。もちろん人間のみの責任ではないが、科学が進み過ぎると困ったことが起こるという現実ではある。科学者の悪口を言うことが多い仕組み事ではあるが、立派な科学者もおられるということも紹介しておかないと、不公平ということになるのかもしれないので、取り上げておいた。
 しかし、こうした情報は必ずしも正しいものではない。というのは仕組みの進行具合によって宇宙の形は変わっていくものだからである。様々な展開をし続けていく仕組みの現状報告をする場合には、特にそうした変化の確認を確実にしなくてはならないのだけれども、それがなかなか難しいのである。無源による無ルールの機械遊びが過ぎるからである。
 以前から佐田遊びは面白い、と無源に言われ続けていたが、こちらも無源の意思をどう自分の身体で表現するかが課題となっていて、そのことを事に触れて口に出していた。そのことを記憶している会員や読者も多いと思われるが、そういう生き方をしていると、ますますこちらがらみで仕組みをいじくり回されてしまうことになる。
 これからは佐田の思いで宇宙は動く、そう言われたのは第一期の半ば頃であったが、このことは簡単に理解してもらえないことだし、自分から口に出すことは不遜なことと感じられるので、言わないようにしていたけれども、最近はそのことをかなり実感する仕組みの動きとなっている。以前はそんな馬鹿なことがあるものか、と簡単に否定的に受け止めることができていた。ところが最近はそうとばかりは言っていられなくなってきた。自分の思いや考え、あるいは意思が仕組みに反映されて展開するのである。
 このことはすごいことのように思われるかもしれないが、実際は非常に不愉快なことなのである。本来ならそれは素晴らしいことだし、自分でもそうなりたいという意志もないわけではない。しかしそれが旧体制に利用されるだけで、こちらの不利益にしかならない展開であるとすれば、それと戦わなくてはならなくなる。その戦いは第一期の終了間際からずっと続いているのであるが、なにせ相手は全宇宙をコントロールする発生の源の無源である。簡単に勝てるわけがない。
 それでも私はやり続けるしかない。それしか生きる道がないからである。今回またそんな愚かしい発言をしなければならない自分の立場を確認するために、ここまで仕組みに共に取り組んできた宇宙の全メンバーに向かって、佐田以上の能力のある方に総合先導役の立場を譲りたい、と申し出た。そしてその能力を競い合っていただいた。しかし今回も私を楽にしてくださる方は現れなかった。結局自分でやるしかないのである。長い宇宙時間の中で、延々とこれが続いてきている。
 そうした私をエサ子としてこき使い、魔的にいじくり回すことで楽しみ、その労苦に報いようとしない無源とは、自分が納得できるまで戦い抜かなくてはならない。自分だって無源の意志を体現している表現体の一人だからである。もっともこちらは廃墟の堕落した機械組織とは違う、善的な立場ではあるけれども。そう言い続けてここまで至っている。やれるところまでやるしかない。

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